特許
J-GLOBAL ID:200903006248003891

多相交流より直流を得る電圧形コンバータの制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長澤 俊一郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-269804
公開番号(公開出願番号):特開平9-117149
出願日: 1995年10月18日
公開日(公表日): 1997年05月02日
要約:
【要約】【課題】 多相電源電圧形コンバータにおいて、出力電圧を所要値に追従させ、かつ、電源力率角を所要値に一致させること。【解決手段】 直流制御器8により交流有効電力指令値P* を算出し、無効電流指令値算出手段9により、交流無効電力指令値Q* 得る。第1の手段1、第2の手段2により、指令値P* ,Q* と有効電力P、無効電力Qとの偏差sP ,sqを求める。また、第3の手段3により回路パラメータと電源電圧、電力値で定まる等価入力ベクトルUeqp ,Ueqq を算出する。第4の手段4により、制御入力ベクトルV0 Up ,V0 Uq を計算する。第5,6の手段5,6は上記V0 Up-Ueqp 、V0 Uq -Ueqq と、制御偏差sP ,sq の極性を判別し、該判別結果に基づき、第7の手段7はスイッチングベクトルuを選定し、多相電圧形コンバータ11の半導体スイッチを開閉する。
請求項(抜粋):
多相交流電源より直流を得る電圧形コンバータと、該コンバータの出力電圧Vo と、該出力電圧の一致させる出力電圧指令値Vo * から交流有効電力指令値P* を求める直流制御器と、与えられた電源力率角指令値φ* と上記交流有効電力指令値P* から交流無効電力指令値Q* を求める無効電力指令値算出手段と、交流有効電力P、無効電力Qをそれぞれ前記交流有効電力指令値P* と無効電力指令値Q* に一致させる交流電力制御器とを備えた多相電圧形コンバータ制御装置において、上記交流電力制御器は、上記有効電力指令値P* と交流有効電力Pとの偏差sp もしくはその偏差の極性を求める第1の手段と、上記無効電力指令値Q* と交流無効電力Qとの偏差sq もしくはその偏差の極性を求める第2の手段と、電源電圧、電源瞬時電力値及び上記第1、2の手段で求められた電源有効、無効電力偏差sp ,sq から等価入力ベクトルの有効成分Ueqp 、無効成分Ueqqを求める第3の手段と、電源電圧瞬時値とスイッチ状態で決まる電圧ベクトルに対して、その有効成分Up と無効成分Uq をそれぞれ直流電圧V0 と積算して求まる制御入力ベクトル(V0 UP,V0 Uq ) を計算する第4の手段と、上記第4の手段で計算された制御入力ベクトルに対し、その有効成分V0 UPと上記第3の手段で求めた等価入力ベクトルの有効成分Ueqp との差を求め、その差もしくはその差の極性と上記第1の手段で求めた交流有効電力偏差sp の極性に基づき制御入力ベクトルを選択するための出力を発生する第5の手段と、上記第4の手段で計算された制御入力ベクトルに対し、その無効成分V0 UPと上記第3の手段で求めた等価入力ベクトルの無効成分Ueqq との差を求め、その差もしくはその差の極性と上記第2の手段で求めた交流無効電力偏差sq の極性に基づき制御ベクトルを選択するための出力を発生する第6の手段と、上記第5の手段と第6の手段の出力に基づき制御ベクトルを選択する第7の手段とを備え、上記第7の手段により得たスイッチングベクトルにより多相コンバータを構成する半導体スイッチの開閉指令を与えることを特徴とする多相交流より直流を得る電圧形コンバータの制御装置。
IPC (4件):
H02M 7/219 ,  H02M 7/48 ,  H02M 7/797 ,  H02P 21/00
FI (4件):
H02M 7/219 ,  H02M 7/48 W ,  H02M 7/797 ,  H02P 5/408 A

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