特許
J-GLOBAL ID:200903006257298071

位相同期回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮田 金雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-107531
公開番号(公開出願番号):特開平10-303740
出願日: 1997年04月24日
公開日(公表日): 1998年11月13日
要約:
【要約】【課題】 位相同期回路で発生する総合オフセット電圧と電圧変動および温度特性により生じるドリフトによるオフセット電圧による基準周波数信号と比較周波数信号間の位相差を任意に制御する安定な位相同期回路を得る。【解決手段】 位相比較器から出力する基準周波数信号の比較エッジに対して進み位相の位相誤差信号を前記比較エッジに対して前に所要時間ずらした時間でラッチする、あるいは基準周波数信号の比較エッジに対して遅れ位相の位相誤差信号を前記比較エッジに対して後に所要時間ずらしたタイミングでラッチする手段と、ラッチした値と位相誤差の極性に応じて値を積分する積分手段を備えて積分電圧を発生させ、チャージポンプから出力する制御電圧に積分電圧を加算することにより、位相同期回路の総合オフセット電圧と電圧変動および温度特性により生じるドリフトによるオフセット電圧を補償し、基準周波数信号と比較周波数信号の位相差を任意に制御する。
請求項(抜粋):
基準周波数信号と比較周波数信号を入力信号とし、基準周波数信号の比較エッジと比較周波数信号の比較エッジの位相関係から基準周波数の比較エッジに対して進み位相の位相誤差信号と遅れ位相の位相誤差信号を出力する位相比較器と、進み位相と遅れ位相の位相誤差信号を入力信号として位相誤差信号を第1の制御電圧に変換するチャージポンプと、該第1の制御電圧を平滑して後述する電圧制御発振器への第2の制御電圧に変換するローパスフィルタと、第2の制御電圧を入力として、該第2の制御電圧の値に応じた周波数信号を出力する電圧制御発振器と、該周波数信号を所要周波数に分周した比較周波数信号を出力する分周器を備えて基準周波数信号と比較周波数信号の同期をとる位相同期手段において、前記進み位相の位相誤差信号を前記基準周波数信号の比較エッジに対して前に所要時間ずらした時間でラッチする、あるいは前記遅れ位相の位相誤差信号を前記基準周波数信号の比較エッジに対して後に所要時間ずらした時間でラッチする手段と、ラッチした値と位相誤差の極性に応じて値を積分する積分手段を備えて積分電圧を発生させ、上記第2の制御電圧に積分電圧を加算することを特徴とする位相同期回路。

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