特許
J-GLOBAL ID:200903006283115686

コヒーレント・ポピュレーション・トラッピングにより原子時計信号を変調する方法および対応する原子時計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 青木 篤 ,  鶴田 準一 ,  島田 哲郎 ,  倉地 保幸 ,  下道 晶久
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-505591
公開番号(公開出願番号):特表2007-530965
出願日: 2005年03月29日
公開日(公表日): 2007年11月01日
要約:
本発明は、原子時計信号を変調する方法、および、対応する原子時計に関する。レーザビーム(L1,L2)は、振幅がパルス変調されて相互作用媒体を照射(A)する。現在パルス(Sr)、および、該現在パルスに先行するパルス(Sr-1〜Sr-p)の検出(B)が実施される。上記各パルスは一次結合により重ね合わせ(C)されることで、スペクトル幅が最小化されて補償された原子時計信号(SHC)が生成される。本発明は、相互作用媒体が熱原子もしくはレーザ冷却された原子から成るというパルス化照会による原子時計に対して適用可能である。
請求項(抜粋):
相互作用媒体の原子の光学遷移に対して各々が実質的に共鳴する第1および第2の位相コヒーレントなレーザ波からコヒーレント・ポピュレーション・トラッピングにより原子時計信号を生成する方法であって、 前記原子状態のコヒーレントな重ね合わせは、原子のコヒーレント・ポピュレーション・トラッピングに対応し、該原子のコヒーレント・ポピュレーション・トラッピングは、共鳴極値振幅を有する応答信号を生成し、且つ、前記第1および第2の位相コヒーレントなレーザ波の周波数差の値の関数として検出された信号の振幅の変化に対応する原子時計信号を表しており、前記方法は、少なくとも、 前記第1および第2レーザ波の強度を、高レベルおよび低レベルの強度間で決定される形状係数により順次的パルスに同期して変調する段階であって、前記第1または第2レーザ波と前記相互作用媒体との間の相互作用は実質的に高レベル強度に対応する順次的な各パルスの存続時間に制限され、現在パルスの間において生成される前記応答信号は当該現在パルスに先行する少なくとも1個のパルスの間に生成された原子状態と、前記各パルスを分離する低レベル強度の存続時間に対するこの原子状態の進展とに依存する段階と、 スペクトル幅が最小化されて結果的に補償された原子時計信号を生成するために、前記現在パルスの間と該現在パルスに先行する少なくとも1個のパルスの間とにおいて生成された前記応答信号を検出すると共に一次結合により重ね合わせる段階と、を備えることを特徴とする原子時計信号を生成する方法。
IPC (2件):
G04F 5/14 ,  H01S 3/094
FI (2件):
G04F5/14 ,  H01S3/094
Fターム (10件):
5F172EE13 ,  5F172EE15 ,  5F172EE20 ,  5F172NN24 ,  5F172NP08 ,  5F172NP18 ,  5F172NR21 ,  5F172NS30 ,  5F172ZA04 ,  5F172ZZ20

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