特許
J-GLOBAL ID:200903006380927059

軸流回転機械用のロータブレード

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-366583
公開番号(公開出願番号):特開2002-188406
出願日: 2000年12月01日
公開日(公表日): 2002年07月05日
要約:
【要約】【課題】 製造において許容できる鋳造性を有するとともに、運転条件において許容できるレベルのブレード応力及び金属温度を有する、ロータブレードの後縁領域のための冷却構造を提供する。【解決手段】 エアフォイルは、後縁領域の最も後方部分に熱伝達部(106,108,112)を有し、これらの熱伝達部には、翼弦方向に延びる分流部(112)の列が含まれる。これらの分流部(112)の少なくとも1つが径方向内側に面する側壁(144)と径方向外側に面する側壁(142)とを含んでおり、径方向内側に面する側壁(144)の拡散角度αが、径方向外側に面する側壁(142)の拡散角度βよりも大きくなっている。
請求項(抜粋):
作動媒体ガス用の環状の流路と、回転軸Arを有するロータアセンブリと、を有するタービンセクションを含む軸流回転機械用のロータブレードであって、該ロータブレードは、翼幅方向軸を中心に配置されたエアフォイルと、運転条件の下で前記エアフォイルと冷却流体の供給源とを、流体的に連通させる開口部と、を有し、前記エアフォイルは、前縁領域と後縁領域とを備えるとともに、内側部分、外側部分、及び内側部分から外側部分まで延在する翼幅中間部分を有し、該エアフォイルは、該エアフォイルの一方の面に亘って前記前縁領域から前記後縁領域まで翼弦方向及び翼幅方向で延在するとともに、該後縁領域に設けられた負圧壁リップ部を有する負圧壁と、該エアフォイルの反対側の面に亘って該前縁領域から該後縁領域まで翼弦方向及び翼幅方向で延在する正圧壁と、を備え、前記正圧壁は、前記負圧壁から側方に離間されており、これらの壁の間に前記開口部と流体的に連通する冷却流体用のキャビティと、前記後縁領域を通って前記負圧壁リップ部まで延びる冷却流体用の流路と、が形成され、前記正圧壁は、正圧壁リップ部を含み、前記負圧壁リップ部と前記正圧壁リップ部とは、前記後縁領域に位置する後縁を定めており、該後縁領域は、翼幅方向に延びるとともに冷却流体用の前記開口部と流体的に連通する冷却流体用の流路の内部通路と、前記作動媒体流路に冷却流体を放出する前記内部通路と流体的に連通するとともに、少なくとも一部が前記正圧壁から前記負圧壁まで延びている分流部の列と、を含み、該各分流部は、前記分流部の前縁と、翼幅方向内側に面するとともに、前記各分流部の間の流れの方向から離れるように、前記軸Arに平行な線を基準に測定した角度αによって角度づけられている第1の収束側壁と、翼幅方向外側に面するとともに、前記各分流部の間の流れの方向から離れるように、前記軸Arに平行な線を基準に測定した角度βによって角度づけられている第2の収束側壁と、を有し、前記各収束側壁は、一対の側壁を成し、この一対の収束側壁は、下流方向に収束し、これにより、隣接する前記分流部の翼幅方向に面する側壁が互いから離れて、隣接する該分流部の間に拡散部分が定められ、前記拡散部分は、上流から少なくとも1つの前記リップ部まで延び、前記内側に面する第1の収束側壁の角度αは、前記外側に面する第2の収束側壁の角度βよりも大きく、運転条件において、前記内側に面する第1の収束側壁は、流れに対して求心力を及ぼし、これにより、該第1の収束側壁は、流れを分離させることなく、前記外側に面する第2の収束側壁よりも大きい量の拡散を提供することができることを特徴とする軸流回転機械用のロータブレード。
Fターム (3件):
3G002CA06 ,  3G002CA07 ,  3G002CB01

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