特許
J-GLOBAL ID:200903006395006170

楕円曲線に基づくデイジタル署名方式とその署名者装置及び検証者装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 草野 卓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-199916
公開番号(公開出願番号):特開平6-043809
出願日: 1992年07月27日
公開日(公表日): 1994年02月18日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 DSA(デジタル署名)よりも一層安全にする。【構成】 署名装置を用いて、メッセージmをハッシュ関数26に入力しハッシュ値Hを計算し剰余乗除算器27に入力する。乱数生成器28から乱数kを生成し、これと公開情報p,a,Gとを楕円曲線乗算器29に入力、楕円曲線上でR=(rx ,ry )=k・Gを計算、結果を除算器27に入力。除算器27ではS1 =rx modq′,S2 =(k(H(m)+zi ・S1 ))modpを計算。このS1 ,S2 を署名として検証者へ。検証者はu1 =H(m)S2 modq,u2 =S1 ・S2 modqを計算、更にR′=(rx ′,ry ′)=u1 ・G・Tj over Ep を計算、合同式 S1 ≡rx ′(modq′)が成立するかを確認する。
請求項(抜粋):
センタにおいて、有限体Fp 上の楕円曲線Ep (y2 ≡x3+ax+b(modp)のうち群の位数(#Ep )が素数でないものを選び、その楕円曲線Ep 上の一点V=(vx ,vy ),({vx ,vy }∈Fp )、及び位数#Ep を割り切る素数qと、qを越えない正の整数q′をそれぞれ選び、上記楕円曲線Ep 上でG=(#Ep /q)・Vを計算し、上記p,a,q,q′,Gと下記公開鍵Ti とを公開情報として公開し、署名者iは自己の秘密鍵(乱数)zi を用いて上記楕円曲線Ep 上でTi =zi ・Gを計算し、このTi を上記公開鍵Ti として上記センタへ送っておき、その後、乱数kを選び、上記楕円曲線Ep 上でR=(rx ,ry )=k・Gを計算し、更にs1 =rx modq′を計算し、また自己の秘密鍵zi とハッシュ関数H(・)を用い、メッセージmに対してs2 =(k/(H(m)+zi s1 ))modqを計算し、署名(s1 ,s2 )をメッセージmと共に検証者へ送信し、その検証者は受信した(s1 ,s2 )、m及び上記公開情報を用いて、u1 =H(m)s1 modq,u2 =s1 s2 modqを計算し、更に上記楕円曲線Ep 上でR′=(rx ′,ry ′)=u1 ・G+u2 ・Ti を計算し、検査式s1≡rx ′(modq′)を満すか否かを確認する。ことを特徴とする楕円曲線に基づくデイジタル署名方式。
IPC (2件):
G09C 1/00 ,  H04L 9/32

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