特許
J-GLOBAL ID:200903006401457597

骨折防止被服及び製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山崎 行造 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-513256
公開番号(公開出願番号):特表平8-503526
出願日: 1993年11月18日
公開日(公表日): 1996年04月16日
要約:
【要約】本発明の一実施態様の被服2は、傷を受けやすい部分が皮膚面近くに骨部を有しない柔軟組織に隣接する場合には、皮膚面近くに骨部を有する傷を受けやすい部分への衝撃力による人又は動物被着体の骨折の可能性を低減させる。被服2は、衝撃力によるエネルギの大部分を、傷を受けやすい部分から該エネルギを安全に吸収・消散させることができる柔軟組織部へそらすための分路装備を有する。別の実施態様では、衝撃時近辺では比較的剛性でその他の時には比較的流動性である剪断濃化材料を用いる。
請求項(抜粋):
1 皮膚面近くに骨部を有すると共に皮膚面近くに骨部を有しない柔軟組織に隣接する、傷を受けやすい部分への衝撃力による人又は動物被着体の骨折の可能性を低減させるための被服であって、 前記衝撃力によるエネルギの大部分を、前記傷を受けやすい部分から、該エネルギを安全に消散させることができる、前記柔軟組織部へそらすためのエネルギ分路装備と、 前記エネルギ分路装備を除去可能に前記被着体に取付けるための取付け具とからなる被服。2 前記エネルギ分路装備が、前記柔軟組織は覆うが前記傷を受けやすい部分は覆わないようにされた、該傷を受けやすい部分から前記衝撃エネルギを受容して該衝撃エネルギの大部分を再伝達するためのエネルギ受容装備を含み、 前記取付け具が前記エネルギ受容装備を取付けるための取付け具含み、該柔軟組織は覆うが該傷を受けやすい部分は覆わないようにする、請求項1の被服。3 前記エネルギ受容装備が、衝撃時には比較的剛性でその他の時には比較的流動性である剪断濃化材料を含む、請求項2の被服。4 前記エネルギ受容装備が、2つのアームを含むと共に前記アーム間に露出した内部領域を定める馬蹄状を有し、該被服を前記被着体に取付けたとき前記内部領域が概して前記傷を受けやすい部分と一致する、請求項2の被服。5 前記エネルギ受容装備が環形状を有し、該被服を前記被着体に取付けたとき前記内部領域が概して前記傷を受けやすい部分と一致する、請求項2の被服。6 前記剪断濃化材料が、5乃至30s-1の臨界剪断速度を有する、請求項3の被服。7 内部に前記剪断濃化材料が配置されるエラストマ材料から成る包囲体をさらに含む、請求項3の被服。8 各々が前記剪断濃化材料を含む、複数の隣接小包囲体をさらに含む、請求項3の被服。9 前記剪断濃化材料が植物澱粉の水性懸濁物を含む、請求項3の被服。10 実体積部分が20乃至70%である、請求項9の被服。11 前記剪断濃化、すなわち、ダイラタント材料が、油中の球体懸濁物を含む、請求項3の被服。12 前記球体が、ポリウレタン、ポリスチレン及びポリ塩化ビニルで構成されるグループから選択されたプラスチックで造られる、請求項11の被服。13 前記剪断濃化材料が、可塑剤中のポリウレタン、ポリスチレン及びポリ塩化ビニルで構成されるグループから選択された組成を含む球体懸濁物である、請求項3の被服。14 前記可塑剤がアルキルフタレートである、請求項13の被服。15 前記球体が直径0.1乃至500ミクロンの寸法を有する、請求項11の被服。16 前記油がシリコーン油である、請求項11の被服。17 前記油が10乃至1、000、000cPの粘度を有する、請求項11の被服。18 前記取付け具が、内部に前記エネルギ分路装備を配置した一対のショートパンツを含む、請求項1の被服。19 前記取付け具が、前記エネルギ分路装備に固定した複数のべルトを含む、請求項1の被服。20 前記取付け具が、前記エネルギ分路装備を被着体本体に直接接着するための接着手段を含む、請求項1の被服。21 前記エネルギ受容装備が、内部に前記剪断濃化材料が配置されるエラストマ材料製の包囲体を含む、請求項3の被服。22 皮膚面近くに骨部を有すると共に皮膚面近くに骨部を有しない柔軟組織に隣接する、傷を受けやすい部分への衝撃力による人又は動物被着体の骨折の可能性を低減させる方法であって、 前記衝撃力によるエネルギの大部分を、前記傷を受けやすい部分から、該エネルギを安全に消散させることができる、前記柔軟組織部へそらすためのエネルギ分路装備を供給し、 前記エネルギ分路装備を前記被着体に取付けることからなる低減方法。23 前記エネルギ分路装備が、前記柔軟組織は覆うが前記傷を受けやすい部分は覆わないようにされた、該傷を受けやすい部分から前記衝撃エネルギを受容して該衝撃エネルギの大部分を再伝達するためのエネルギ受容装備を含み、 前記エネルギ分路装備を取付ける段階が、エネルギ受容装備を取付けることを含み、前記柔軟組織は覆うが前記傷を受けやすい部分は覆わないようにする、請求項22の方法。24 前記エネルギ受容装備が、衝撃時には比較的剛性でその他の時には比較的流動性である剪断濃化材料を含む、請求項23の方法。25 前記エネルギ受容装備が、2つのアームを含むと共に前記アーム間に露出した内部領域を定める馬蹄状を有し、該被服を前記被着体に取付けたとき前記内部領域が概して前記傷を受けやすい部分と一致する、請求項23の方法。26 前記エネルギ受容装備が環形状を有し、該被服を前記被着体に取付けたとき前記内部領域が概して前記傷を受けやすい部分と一致する、請求項23の方法。27 皮膚面近くに骨部を有すると共に皮膚面近くに骨部を有しない柔軟組織に隣接する、傷を受けやすい部分への衝撃力による人又は動物被着体の骨折の可能性を低減させる方法であって、 前記傷を受けやすい部分から、前記衝撃力によるエネルギを受容し、 該衝撃エネルギの大部分を、該エネルギを安全に消散させることができる、 前記柔軟組織部へ再伝達することからなる低減方法。28 エネルギ分路装備を造るためのキットであって、 互いに連続して配置されると共に一組の共通成分から形成される、各々が剪断濃化材料を含む複数の包囲体から成るキット。29 前記包囲体が、対向する第1及びだ2端部を有し、連続する端部で互いに一直線上に配置され、ロールの形で貯蔵されるようにされた、請求項28のキット。30 前記包囲体が概して長方形で、互いに2次元の列をなして配置され、シートを形成するようにされた、請求項28のキット。31 各包囲体が作用面を有し、前記作用面上に配置された接着剤を含む、請求項29のキット。
IPC (4件):
A41D 13/00 ,  A61F 5/34 ,  A61F 13/00 355 ,  A61F 13/06
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特開昭57-011204
  • 特開昭57-044614
  • 特開昭63-135627
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