特許

J-GLOBAL ID：200903006449077460

活性炭素材料の製造方法

発明者： 湯田 利久 ,  松岡 正洋 ,  花下 和彦 ,  古沢 文章 ,  高田 光博
出願人/特許権者： 三井鉱山株式会社
代理人 (1件)： 若林 忠
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-266302
公開番号（公開出願番号）：特開平6-114261
出願日： 1992年10月05日
公開日（公表日）： 1994年04月26日
要約：

【要約】【構成】 水蒸気を含有する賦活ガスを用いて炭素材料を賦活する活性炭素材料の製造方法において、炉内に複数の管を垂直に、かつ上下2段に配置し、上段の管群を分配部、下段の管群を昇温賦活部とした多管式竪型賦活炉を使用し、賦活すべき炭素材料は、管の上方から供給して管内を上方から下方へ移動させるようにし、炉の側面から供給される賦活ガスの一部は昇温賦活部の下端より管内に入り、管内を上昇する間に炭素材料を賦活し、分配部を通り、主として賦活反応により発生する水素や一酸化炭素等の可燃性成分を15〜60%含む可燃性ガスとして回収する。【効果】 均質かつ良好な品質を有する活性炭素材料を極めて効率良く製造することができ、また、主として賦活反応に伴い発生する水素及び一酸化炭素等の可燃性成分を回収し、燃料として再利用することができる。

請求項（抜粋）：

水蒸気を含有する賦活ガスを用いて炭素材料を賦活する活性炭素材料の製造方法において、炉内に複数の管を垂直に、かつ上下2段に配置し、上段の管群を分配部、下段の管群を昇温賦活部とし、分配部および昇温賦活部の管外側をそれぞれガス流路とし各部の上端を遮蔽しかつ各部の下端を炉内に開口させた構造の多管式竪型賦活炉を使用し、(a)賦活すべき炭素材料は、管の上方から供給して管内を上方から下方へ移動させるようにし、炉の上部から供給される炭素材料は上段の分配部において各管内に分配されるとともに昇温賦活部を経て上昇してくる賦活排ガスにより昇温されて下段の昇温賦活部へ移動し、昇温賦活部において管の外側に供給される加熱ガスによりさらに昇温されるとともに管内を下方から上昇してくる賦活ガスにより賦活されたのち、炉の下部より炉外へ排出されるようにし、(b)炉の側面から供給される加熱賦活ガスは、その一部が賦活ガスとして昇温賦活部の下端より管内に入り、管内を上昇する間に炭素材料を賦活したのち、分配部のガス流路(管外側)に入り可燃性ガスとして回収されるようにし、残りのガスは加熱ガスとして昇温賦活部を管の外側から加熱したのち炉外へ排出されるようにして、炭素材料を賦活することを特徴とする活性炭素材料の製造方法。

IPC (2件)：

B01J 20/20 ,  C01B 31/10