特許
J-GLOBAL ID:200903006473175715

分散オブジェクト管理システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 秋田 収喜
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-352210
公開番号(公開出願番号):特開2000-172654
出願日: 1998年12月11日
公開日(公表日): 2000年06月23日
要約:
【要約】【課題】 分散オブジェクト環境のシステムにおいて、複数のプログラムが提供するサービスの利用者に増減が生じる場合であっても、システム全体の負荷分散による性能向上を実現すると共に、システム全体の利用効率の向上を図ること。【解決手段】 サーバプログラム稼働中に動的にサーバオブジェクトの複製を作成し、CPU利用率が低い他のコンピュータ上に転送して稼働させ、クライアントコンピュータからの遠隔メソッド呼出しに対しては複製したオブジェクトに対して遠隔メソッド呼出しを行わさせるようにする。複製したオブジェクトに対しての遠隔メソッド呼出しの回数が所定時間内に所定回数を超えない場合は、利用効率が低いものと見做し、複製オブジェクトを自動的に削除する。
請求項(抜粋):
ネットワーク上に分散配置され、サーバプログラムを構成する分散オブジェクトの複製処理手段および他のコンピュータへの転送処理手段を備えた複数のサーバコンピュータと、複数のサーバコンピュータで稼動している分散オブジェクトの位置情報を管理するネーミングサービス処理手段を備えた管理コンピュータとを備えた分散オブジェクト環境のシステムにおいて、前記サーバコンピュータのそれぞれは、自コンピュータ内の分散オブジェクトであるサーバオブジェクトへの同時メソッド呼出し数の上限値、CPU使用率の上限値、時間当りのネットワークトラフィックの上限値のいずれかまたは全部を含む接続制限用管理情報を格納する接続制限用管理情報格納ファイルを備え、前記管理コンピュータは、ネットワークを介したクライアントコンピュータからのサーバオブジェクトの参照に対する入手要求時に、要求されたサーバオブジェクトが稼動しているサーバコンピュータに対して接続可能かどうかを問い合わせ、当該サーバコンピュータから前記接続制限用管理情報に規定された上限値を超えることによって接続不可の応答を受信した場合に、当該サーバコンピュータに対しクライアントコンピュータが要求しているサーバオブジェクトの複製作成依頼を送信し、その複製依頼によって作成された複製オブジェクトの参照を他のサーバコンピュータに転送するネーミングサービス処理手段と、複製元および複製先のサーバオブジェクトが稼動しているサーバコンピュータの前記接続制限用情報を取得し、各サーバコンピュータの複製元および複製先のサーバオブジェクトへの呼出しを管理する呼出し監視手段を備えることを特徴とする分散オブジェクト管理システム。
IPC (2件):
G06F 15/16 620 ,  G06F 11/30
FI (2件):
G06F 15/16 620 T ,  G06F 11/30 E
Fターム (5件):
5B042GA12 ,  5B042JJ03 ,  5B042MC29 ,  5B045AA03 ,  5B045GG04

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