特許
J-GLOBAL ID:200903006509230610

採譜装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大菅 義之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-336685
公開番号(公開出願番号):特開平5-165464
出願日: 1991年12月19日
公開日(公表日): 1993年07月02日
要約:
【要約】【目的】 入力されるメロディを構成する各メロディ音の発音開始、発音終了を示すイベントデータに基づき音符データを作成する採譜装置に関し、互いに重なる部分のあるメロディも適切に処理して音符化可能とすることを目的とする。【構成】 例えば全音符の1/96の最小計測単位時間を単位としてメロディ音の演奏を予め実時間で記録して得られるメロディデータに基づいて、発音区間Aなどが決定される。これらの発音区間は、例えば音符区間A′のように、例えば全音符の1/16の最小音符長を単位とする音符を表わす音符データに変換される。ここで、2つのメロディ音のタイミングが、A、B又はC、Dのように重なっている場合、B又はCのように、音長が最小音符長の1/2より短い区間の方がもう一方のA又はDなどの区間に吸収(マージ)される。
請求項(抜粋):
順次入力される楽音の発音開始又は発音終了のイベントの発生を示すイベントデータ、順次入力される前記楽音の音高を示す音高データ、及び順次入力される前記イベントデータの発生タイミングの間を所定の最小計測単位時間を単位とした経過時間によって示す時間データに基づいて、有効な発音区間及び該有効な発音区間以外の消音区間を前記最小計測単位時間を単位とする時間軸上で順次決定した後、前記有効な発音区間に対応した音長で、かつ、前記音高データに基づいた音高の音符を表す音符データと、前記消音区間に対応した音長の休符を表す休符データとを順次生成する音符データ生成手段を有する採譜装置において、前記音符データ生成手段は、前記順次入力されるイベントデータ、音高データ及び時間データの各組に基づいて、前記最小計測単位時間を単位とする時間軸上で発音開始位置と発音終了位置を順次決定し、前記各発音開始位置とそれに対応する発音終了位置の間に他の発音開始位置が存在する場合であって、前記各発音開始位置からそれに対応する発音終了位置までの第1の時間長と前記他の発音開始位置からそれに対応する発音終了位置までの第2の時間長が共に所定の最小音符長の1/2より長い場合には、前記各発音開始位置から前記他の発音開始位置までを前記各発音開始位置に対応する発音区間として順次決定し、前記第1の時間長と前記第2の時間長のうち何れか一方が前記所定の最小音符長の1/2より短い場合には、前記各発音開始位置から前記他の発音開始位置に対応する発音終了位置までを前記各発音開始位置に対応する発音区間として順次決定すると共に、前記所定の最小音符長の1/2より短い時間長に対応する音高データを他方の時間長に対応する音高データの内容によって書き換え、該順次決定される発音区間の時間長が前記所定の最小音符長の1/2より長い場合に該発音区間を有効な発音区間として決定し、該有効な発音区間の発音開始位置が、前記所定の最小音符長を単位とする時間軸上で該発音開始位置が含まれる最小音符長の範囲の前半に含まれるなら、該最小音符長の範囲の先頭位置を音符区間の発音開始位置とする音符データを生成し、後半に含まれるなら、該最小音符長の範囲のつぎの最小音符長の範囲の先頭位置を音符区間の発音開始位置とする音符データを生成し、該有効な発音区間の終了位置が、前記所定の最小音符長を単位とする時間軸上で該終了位置が含まれる最小音符長の範囲の前半に含まれるなら、該最小音符長の範囲の先頭位置を音符区間の終了位置とする音符データを生成し、後半に含まれるなら、該最小音符長の範囲のつぎの最小音符長の範囲の先頭位置を音符区間の終了位置とする音符データを生成する、ことを特徴とする採譜装置。

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