特許

J-GLOBAL ID：200903006561550771

体積率の傾斜領域を有する粒子分散金属基複合材料の製造方法

発明者： 土屋 詔一 ,  橋本 正興
出願人/特許権者： トヨタ自動車株式会社
代理人 (1件)： 明石 昌毅
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-064659
公開番号（公開出願番号）：特開平6-256870
出願日： 1993年03月01日
公開日（公表日）： 1994年09月13日
要約：

【要約】【目的】 従来に比して分散粒子の体積率の傾斜度合及び傾斜領域の大きさを容易に制御可能にし、種々の形状の複合材料を低廉に且能率よく製造する。【構成】 第一の平均粒径を有する第一の分散粒子10及びその比重と実質的に同一の比重を有し第一の平均粒径よりも小さい第二の平均粒径を有する第二の分散粒子12の二種類の分散粒子をマトリックス金属の溶湯14中に均一に分散させる。次いでかくして形成された複合材料16をマトリックス金属の融点以上の温度に所定時間保持して分散粒子を重力により沈降させることにより分散粒子の体積率が傾斜して漸次変化する領域を形成し、しかる後複合材料を冷却し凝固させる。

請求項（抜粋）：

分散粒子の体積率が傾斜して変化する領域を有する粒子分散金属基複合材料の製造方法にして、第一の平均粒径を有する第一の分散粒子及び前記第一の分散粒子の比重と実質的に同一の比重を有し前記第一の平均粒径よりも小さい第二の平均粒径を有する第二の分散粒子の少くとも二種類の分散粒子をマトリックス金属の溶湯中に分散させ、かくして形成された複合材料を前記マトリックス金属の融点以上の温度に保持して前記第一及び第二の分散粒子を重力により前記マトリックス金属の溶湯中にて沈降させ、その途中に於て前記複合材料を冷却し凝固させる粒子分散金属基複合材料の製造方法。