特許
J-GLOBAL ID:200903006570520435

スクロール状工作物の加工方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小谷 悦司 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-203303
公開番号(公開出願番号):特開平7-051916
出願日: 1993年08月17日
公開日(公表日): 1995年02月28日
要約:
【要約】【目的】 インボリュート曲線部の内外両壁面を加工しながら、アライメント狂い等に起因する加工誤差に基づいて容易に加工補正できるようにし、良好な加工精度の維持を図る。【構成】 スクロール状壁32の内壁面35Bの径方向外側部分に対し、Y軸方向にインボリュート基礎円BCの半径ro分だけずれた位置でX軸方向に工具16を接触させる。その後、上記スクロール状壁32を上記基礎円BCの中心回りに回転させながら、工具16と壁面との接触点における壁面の法線方向を常時X軸方向に合致させ、上記壁面に対して同じ側から工具16を当てるように、工具16とスクロール状壁32とをX軸方向及びY軸方向に相対移動させ、これにより上記内壁面35B、中心部の壁面34、及び外壁面35Aを順に同一方向に連続加工する。
請求項(抜粋):
スクロール状壁の両端部以外がインボリュート曲線部とされ、このインボリュート曲線部における内壁面及び外壁面が互いに同一の円を基礎円とするインボリュート曲線状に形成されたスクロール状工作物の加工方法において、上記インボリュート曲線部における一方の壁面の径方向外側部分に対し、上記基礎円の中心からその径方向と合致するY軸方向に沿って上記基礎円の半径分だけずれた位置で上記壁面の法線方向に工具を当て、この工具と上記工作物とを上記Y軸方向と直交しかつ上記基礎円の接線方向と合致するX軸方向に沿って相対移動させるとともに上記基礎円の中心回りに上記工作物を回転させてこの一方の壁面を径方向内側の部分に向かって加工した後、他方の壁面の径方向内側部分に対し、上記基礎円の中心から上記Y軸方向に沿って基礎円の半径分だけ上記と逆の側にずれた位置で、この壁面の法線方向に上記一方の壁面加工時と同じ側から工具を当て、この工具と上記工作物とを上記と同一の向きにX軸方向に相対移動させるとともに上記基礎円の中心回りに上記工作物を上記回転方向と逆の方向に回転させてこの他方の壁面を径方向外側の部分に向かって加工することを特徴とするスクロール状工作物の加工方法。

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