特許
J-GLOBAL ID:200903006582758291

霧化シーブおよび霧化シーブを備えた燃料噴射弁

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-517089
公開番号(公開出願番号):特表平8-507118
出願日: 1994年12月20日
公開日(公表日): 1996年07月30日
要約:
【要約】内燃機関に燃料または燃料/ガス混合気を供給する燃料噴射弁が提案される。この燃料噴射弁は特に燃料の高品質の霧化および優れた処理品質が達成されることで優れている。さらに霧化シーブ(50)は燃料噴射弁内における凍結、化学物質の詰まりおよび沈着に対する保護板を構成する。霧化シーブ(50)は皿様に凹面状に反った形状を持ち、これは燃料の流れ方向でみて少なくとも1つの噴霧オリフィス(25)の下流に配置されている。霧化シーブ(50)は外周領域(60)でもって燃料噴射弁の下流端部に設けられた保護キャップ(40)内にキャスティング埋設されている。機械的な影響に対する保護のために保護キャップ(40)の保護突起(62)が霧化シーブ(50)の最深領域(56)よりもさらに下流に突出している。燃料が噴射されると、部分量がこの最深領域(56)内に集まり、かつ比較的静的な液体量を示し、次に新燃料がこれに衝突する。この配置はきわめて小さな滴への燃料の理想的な分解を可能にする。
請求項(抜粋):
1. 燃料処理のために燃料噴射弁で使用される霧化シーブであって、シーブ片を備えた形式のものにおいて、シーブ片が平らな片形状からはずれた形状を有していることを特徴とする、霧化シーブ。2. 霧化シーブ(50)が皿様の形式に反りを有して製作されている、請求項1記載の霧化シーブ。3. 霧化シーブ(50)が複数の皿様の反り面(51)を有している、請求項2記載の霧化シーブ。4. 霧化シーブ(50)が耐さび性の金属、プラスチック、テフロン、PTC材料またはシリコーンから製作されている、請求項1記載の霧化シーブ。5. 霧化シーブ(50)のシーブ片がメッシュ幅≧0.1mmを有している、請求項1記載の霧化シーブ。6. 霧化シーブ(50)が単層または多層に製作されている、請求項1記載の霧化シーブ。7. 霧化シーブ(50)のシーブ片のメッシュ幅が一定ではない、請求項5記載の霧化シーブ。8. 霧化シーブ(50)がバイメタルから形成されている、請求項1記載の霧化シーブ。9. 霧化シーブ(50)が外周部において少なくとも部分的にクランプリング(52)内に配置されている、請求項1記載の霧化シーブ。10.内燃機関に燃料または燃料/ガス混合気を供給する燃料噴射弁であって、弁縦軸線と、弁坐面と協働する弁閉鎖部材と、少なくとも1つの噴霧オリフィスと、燃料噴射弁上の少なくとも1つの噴霧オリフィスの下流に配置された、シーブ片を有する霧化シーブとを備えた形式のものにおいて、霧化シーブ(50)が、平らな片形状からずれた形状を持つ少なくとも1つのシーブ片を有していることを特徴とする、霧化シーブを備えた燃料噴射弁。11.霧化シーブ(50)が外周部において少なくとも部分的にクランプリング(52)内に配置されており、クランプリングが弁坐支持体(1)と燃料噴射弁の弁坐支持体(1)上に取付けられた保護キャップ(40)との間に把持されている、請求項10記載の燃料噴射弁。12.霧化シーブ(50)が外周領域(60)でもって燃料噴射弁の下流端部に取付けられた保護キャップ(40)内にキャスティング埋設されている、請求項10記載の燃料噴射弁。13.保護キャップ(40)が燃料噴射弁から離れる方向へ向いた保護突起(62)を有する保護冠の形状を有している、請求項11記載の燃料噴射弁。14.保護キャップ(40)の保護突起(62)が霧化シーブ(50)の最深領域(56)よりも下流へ突出している、請求項13記載の燃料噴射弁。15.霧化シーブ(50)が少なくとも1つの反り面(51)を有している、請求項10記載の燃料噴射弁。16.霧化シーブ(50)が少なくとも2つの反り面(51)を有しており、これらが弁縦軸線(2)に対して対称的に配置されている、請求項15記載の燃料噴射弁。17.霧化シーブ(50)が少なくとも2つの反り面(51)を有しており、これらが弁縦軸線(2)に対して非対称的に配置されている、請求項15記載の燃料噴射弁。18.霧化シーブ(50)が環状に製作された、少なくとも1つの反り面(51)を有している、請求項15記載の燃料噴射弁。19.ジェット分割部材(68)が霧化シーブ(50)に、その上流およびまたは下流の表面(55)に組込まれている、請求項10記載の燃料噴射弁。20.ジェット分割部材(68)が霧化シーブ(50)の下流に延びている、請求項10記載の燃料噴射弁。21.環状のガスギャップ(91)が少なくとも1つの噴霧オリフィス(25)と少なくとも1つの霧化シーブ(50)との間に設けられており、かつ少なくとも1つの噴霧オリフィス(25)から出た燃料が環状のガスギャップ(91)から出たガスとぶつかり、そのために燃料/ガス混合気が霧化シーブ(50)に衝突するようになっている、請求項10記載の燃料噴射弁。22.それを介してガスを供給することができる供給ダクト(98)が少なくとも1つの噴霧オリフィス(25)と少なくとも1つの霧化シーブ(50)との間で、弁坐支持体(1)内へ突入した挿入部材(78′)内に形成されており、かつ少なくとも1つの噴霧オリフィス(25)から出た燃料が供給ダクト(98)から出たガスとぶつかり、そのために燃料/ガス混合気が霧化シーブ(50)に衝突するようになっている、請求項10記載の燃料噴射弁。23.ガスのための供給ダクト(98′)が、これらが少なくとも1つの噴霧オリフィス(25)側とは反対側の霧化シーブ(50)の側で終わるように燃料噴射弁に配置されている、請求項10記載の燃料噴射弁。24.供給ダクト(98′)が、これらの仮想延長部が霧化シーブ(50)の最深領域(56)へ向けられるような向きに設けられている、請求項23記載の燃料噴射弁。25.供給ダクト(98′)が、これらの仮想延長部が霧化シーブ(50)の表面に接線方向に接触するような向きに設けられている、請求項23記載の燃料噴射弁。26.連続して結合された、少なくとも2つの霧化シーブ(50)が燃料噴射弁に固定されている、請求項10記載の燃料噴射弁。27.霧化シーブ(50)が保護キャップ(40)と一緒に交換可能な処理アタッチメントを形成している、請求項11または12記載の燃料噴射弁。28.スペーサ体(106)が、少なくとも1つの噴霧オリフィス(25)の領域における調量と霧化シーブ(50)の領域内での処理との間に明らかな空間的な分離が存在するように少なくとも1つの噴霧オリフィス(25)と少なくとも1つの霧化シーブ(50)との間に設けられている、請求項10記載の燃料噴射弁。29.スペーサ体(106)が霧化シーブ(50)と一緒に霧化装置アタッチメント(105)を形成している、請求項28記載の燃料噴射弁。30.霧化シーブ(50)が少なくとも1つの噴霧オリフィス(25)から5〜100mmの距離の所に配置されている、請求項28記載の燃料噴射弁。31.スペーサ体(106)がスリーブ形に製作されており、かつ少なくとも1つの噴霧オリフィス(25)に向いた側にガス中で吸引するためのオリフィス(111)を有している、請求項28記載の燃料噴射弁。32.スペーサ体(106)がその周面の少なくとも大部分にわたって二重壁に形成されており、かつ2つの壁間にガスがそこを通って流れることができる空間(127)が設けられている、請求項28記載の燃料噴射弁。33.ジェット分割部材(68)がスペーサ体(106)内に組込まれている、請求項28記載の燃料噴射弁。34.スペーサ体(106)よりも小さな横断面を持つガス管(131)がスペーサ体(106)内をほぼ軸方向に延びており、かつ流出オリフィス(135)を霧化シーブ(50)の近傍のみに有している、請求項28記載の燃料噴射弁。35.スペーサ体(106)に対して横断面減少部を持つベンチュリ管(137)がスペーサ体(106)内に設けられている、請求項28記載の燃料噴射弁。36.ガスガイドインサート(120)がスペーサ体(106)内の少なくとも1つの噴霧オリフィス(25)の下流に配置されており、かつ少なくとも1つのほぼ軸方向に延びた、ガスのための流過面を有している、請求項28記載の燃料噴射弁。37.スペーサ体(106)のジオメトリの結果特別な環状の流入ギャップ(130)が少なくとも1つの噴霧オリフィス(25)の下流に形成されている、請求項28記載の燃料噴射弁。
IPC (3件):
F02M 61/18 340 ,  F02M 69/00 310 ,  F02M 69/04
引用特許:
審査官引用 (8件)
  • 特開昭61-104156
  • 特開平1-125560
  • 燃料-ガス-混合物の噴射装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-241999   出願人:ローベルトボツシユゲゼルシヤフトミツトベシユレンクテルハフツング
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