特許
J-GLOBAL ID:200903006584581089

冷却効率の高いガスタービン翼

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加藤 紘一郎 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-513937
公開番号(公開出願番号):特表平9-507550
出願日: 1995年10月02日
公開日(公表日): 1997年07月29日
要約:
【要約】4つの半径方向に延びる冷却用空気通路(51〜54)を備えた翼幹部(21)を含むガスタービン回転翼を開示する。翼根部に設けられた第1の開口部(58)により、冷却用空気は、翼前縁に隣接して設けられた第1の通路(51)に流入する。第1の通路(51)内では、冷却用空気は半径方向外方へ流れ、次いで翼先端部(45)から出る。フィン(60)が第1の通路(51)内へ突き出ており、フィンは、冷却用空気が外方へ流れているときに翼前縁(25)に当たるよう差し向けられている。第2(52)、第3(53)及び第4(54)の通路は、曲がりくねった状態に配列されている。翼根部に設けられた第2の開口部(59)により、追加の冷却用空気が第2の通路(52)に流入し、かかる追加の冷却用空気は、この第2の通路から第3の通路、そして第4の通路へ、それぞれ約180°ターンすることにより流れる。フィン(61,62,63)が通路内に突き出ており、フィンは、ターンをする際に冷却用空気が境界層の剥離を起こす傾向を抑えるような角度に差し向けられている。
請求項(抜粋):
タービンの回転翼であって、前縁及び後縁と、回転翼をロータに取り付けるための翼根部及び翼根部から遠くに位置した先端部とを有し、翼根部は冷却用流体の第1の流れを受け入れる手段を備え、第1の通路が前縁と後縁のうち一方に隣接して設けられ、第1の通路は冷却用流体の第1の流れを翼根部から遠ざかり、先端部に向かう方向に流れるよう差し向ける手段を備え、複数の第1のフィンが第1の通路内へ延び、第1のフィンは第1の通路と隣接関係にある前縁と後縁のうち前記一方に向かって延びると共に回転翼の先端部に向かって延びるよう傾斜していることを特徴とするタービン回転翼。

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