特許
J-GLOBAL ID:200903006590519930

熱交換器用アルミニウム合金製高強度高耐熱性フィン材の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 豊田 武久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-202869
公開番号(公開出願番号):特開平9-031614
出願日: 1995年07月17日
公開日(公表日): 1997年02月04日
要約:
【要約】【課題】 ろう付け前の熱交換器組立時におけるフィン強度が高くしかもろう付け時の高温による座屈変形も少ない、薄肉化可能なフィン材を提供する。【解決手段】 Mn1.0〜2.0%、Si0.2〜0.8%含み、そのほかZrおよび/またはCrを少量含有し、Feが0.2%未満に規制されたAl合金の鋳塊に、400〜550°C×1〜30時間の均質化処理を施し、熱間圧延の開始温度を400〜550°C、終了温度を300°C以下とし、中間焼鈍なしで90%以上の冷間圧延を施してから150〜320°Cで最終焼鈍を施す(請求項1)。あるいは熱間圧延後、直ちにあるいは冷間圧延を施してから320°C未満で中間焼鈍を行ない、その後50%を越える冷間圧延を行なってから150〜320°Cで最終焼鈍を施す(請求項2)。前記成分元素のほか、さらにMg,Cuの1種または2種、あるいはZn,Si,In,Gaの1種以上を含有する合金について、前記同様な処理を施す(請求項3〜請求項8)。
請求項(抜粋):
Mn1.0〜2.0%(重量%、以下同じ)、Si0.2〜0.8%を含有し、さらにZr0.03〜0.3%、Cr0.03〜0.3%のうちの1種または2種を含有し、しかもFeが0.2%未満に規制され、残部がAlおよび不可避的不純物よりなる合金の鋳塊に対して400〜550°Cで1〜30時間均質化処理を施し、さらに熱間圧延を施すにあたって、熱間圧延開始温度を400〜550°Cとするとともに熱間圧延終了温度を300°C以下とし、熱間圧延終了後90%以上の冷間圧延率で冷間圧延を行なって0.03〜0.10mmの範囲内の板厚の冷延板とし、さらに150〜320°Cの範囲内の温度で最終焼鈍を施して、引張強さが200N/mm2 以上のフィン材を得ることを特徴とする、熱交換器用アルミニウム合金製高強度高耐熱性フィン材の製造方法。
IPC (2件):
C22F 1/04 ,  C22C 21/00
FI (2件):
C22F 1/04 B ,  C22C 21/00 J

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