特許
J-GLOBAL ID:200903006591255820
定位的放射線手術および定位的放射線治療を実行する装置および方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
中村 稔 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-514338
公開番号(公開出願番号):特表平8-504347
出願日: 1993年12月07日
公開日(公表日): 1996年05月14日
要約:
【要約】ターゲット領域を通ったビーム経路に沿って少なくとも断続的に、放射線外科ビーム/放射線治療ビームを放射することにより、患者の特定のターゲット領域上に、定位的放射線手術或いは定位的放射線治療を実行するための技法が開示されている。図示されたある特定のビーム発生構成は、すくなくとも3次元に移動可能なロボットアームにより支持される。ここに開示された一つの実施例によれば、ロボットアームおよびビーム発生装置を、ビームを横切る予め定められた非環状で、かつ、非直線状の経路に沿って動かす手段が設けられるとともに、このビーム経路は、ターゲット領域に向けられる。このように、横断的な経路に沿って、特定の治療箇所からターゲット領域を通って、放射線外科ビーム/放射線治療ビームを向けることができ、非球状のターゲット領域を画定することができる。第2の実施例によれば、ここに開示された装置は、ロボットアームを制御する手段から独立して、これに依存しない非常停止装置を備え、この非常停止装置は、ロボットアームが意図された横断的な経路を逸脱した場合に、ロボットアームの全ての動きを停止し、ビームをオフにする。第3の実施例において、装置は、放射線手術/放射線治療ビームと離間しているが、これと協動する複数のターゲット位置決めビームを使用し、ほぼリアルタイムに、ターゲット領域を、正確かつ連続的に、位置させることができる。
請求項(抜粋):
ある基準点の近傍をも含む周辺領域に対するターゲット領域の位置を示す予め得られた基準データを用いて、患者の特定のターゲット領域上に定位的放射線手術を実行する装置であって、 (a)前記ターゲット領域に、放射線手術用の放射線ビームを断続的に向ける第1の手段と、 (b)前記ターゲット領域および基準点を含む周辺領域に、複数のターゲット位置決め用の放射線ビームを断続的に向け、前記周辺領域を通過した後に、前記ターゲット位置決めビームが、前記周辺領域内の前記基準点の位置を示す位置決めデータを含むように構成された第2の手段と、 (c)前記断続的に向けられたターゲット位置決めビームに応答する第3の手段であって、(i)前記ターゲット位置決めビームから位置決めデータを得て、(ii)このようにして得られた位置決めデータを、予め得られた基準データと断続的に比較し、(iii)断続的な比較の各々から、このような比較の各々の結果として、基準点に対するターゲット領域の位置を決定する第3の手段と、 (d)前記第1の手段、第2の手段および第3の手段と協動し、(i)断続的な治療期間中にのみ、前記ターゲット領域に、前記放射線外科ビームを向け、かつ、これと選択的に、断続的なターゲット位置決め期間中にのみ、前記周辺領域を通って、前記ターゲット位置決めビームを向け、(ii)ターゲット位置決め期間の各々で前記位置決めビームから最も最近に得られた位置決めデータを、その期間中に使用し、位置決めデータを基準データと比較し、基準点に対するターゲット領域の位置を決定する第4の手段と、 (e)ターゲット位置決め期間内で作動可能であり、その期間内で最も最近決定されたターゲット領域の位置に応答して、前記放射線外科ビームが、前記ターゲット領域に正確に向けられることを確実にする第5の手段とを備えたことを特徴とする装置。
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