特許
J-GLOBAL ID:200903006600284855

プラスチック成形型の製造方法及びプラスチック成形型

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 入山 宏正
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-180046
公開番号(公開出願番号):特開平10-006346
出願日: 1996年06月19日
公開日(公表日): 1998年01月13日
要約:
【要約】【課題】マスターモデルを製作する必要がある一般の従来法に比べて、はるかに短時間でプラスチック成形型を製作でき、また公知の光硬化性組成物を用いる従来の光学的立体造形方法に比べて、高度の熱的物性及び機械的物性を有し、したがって耐用性に優れたプラスチック成形型を得ることができる、プラスチック成形型の製造方法を提供する。【解決手段】光ラジカル硬化性組成物を光学的立体造形することによりプラスチック成形型を製造するに際し、特定の光ラジカル硬化性組成物を用いて特定のガラス転移温度を有する光硬化した積層体を形成させ、この光硬化した積層体をそのガラス転移温度より高い特定の温度で後硬化させる。
請求項(抜粋):
光ラジカル硬化性組成物の層を形成させ、この層に活性放射線を照射することにより少なくともその一部を光硬化させた後、光硬化させたものの上に光ラジカル硬化性組成物の新たな層を形成させ、再びこの層に活性放射線を照射することにより少なくともその一部を光硬化させるという操作を繰り返すことによって光硬化した積層体を形成させる工程と、この光硬化した積層体を後硬化させる工程とを含むプラスチック成形型の製造方法において、下記の光ラジカル硬化性組成物を用い、70〜120°Cのガラス転移温度を有する光硬化した積層体を形成させ、この光硬化した積層体をそのガラス転移温度よりも30〜100°C高い温度で後硬化させることを特徴とするプラスチック成形型の製造方法。光ラジカル硬化性組成物:下記の光硬化性液体100重量部当たり有効量の光重合開始剤及び50〜400重量部の下記の充填材を含有し且つ該充填材100重量部当たり5重量部以下の下記のリン酸エステル塩を含有する光ラジカル硬化性組成物光硬化性液体;分子中にラジカル重合性基としてメタクリロイル基及びアクリロイル基を合計3個以上有し且つ該ラジカル重合性基1個当たりの分子量が平均150〜250である不飽和ウレタン、(メタ)アクリル酸モルホリド及びジオールジ(メタ)アクリレートから成り、該不飽和ウレタンを30〜80重量%、該(メタ)アクリル酸モルホリドを3〜10重量%及び該ジオールジ(メタ)アクリレートを残部として含有する光硬化性液体充填材;共に(メタ)アクリロイル変性シラン又はビニル変性シランで表面処理された無機固体微粒子及び平均繊維長1〜70μmの無機繊維ウイスカーの混合物から成る充填材リン酸エステル塩;下記の式1で示されるリン酸エステル塩【式1】(式1において、R;炭素数1〜6の炭化水素基Y;ポリエーテルジオールから水酸基を除いた残基B;モノアミン塩基m,n;1又は2であって、m+n=3を満足する整数)
IPC (7件):
B29C 33/40 ,  B29C 35/02 ,  B29C 35/08 ,  B29C 67/00 ,  G03F 7/027 513 ,  B29K105:24 ,  B29L 9:00
FI (5件):
B29C 33/40 ,  B29C 35/02 ,  B29C 35/08 ,  B29C 67/00 ,  G03F 7/027 513

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