特許
J-GLOBAL ID:200903006639470958

液晶表示素子の駆動方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森下 武一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-132012
公開番号(公開出願番号):特開平11-326871
出願日: 1998年05月14日
公開日(公表日): 1999年11月26日
要約:
【要約】【課題】 コレステリック相を示す液晶表示素子を短い時間で表示を書き換えることのできる駆動方法を得る。【解決手段】 コレステリック相を示す液晶を透明基板間に挟持した表示素子に対して、マトリクス状に配置した走査電極R1〜Rmと信号電極C1〜Cnとにパルス電圧を印加して交差位置にある液晶をプレーナ状態又はフォーカルコニック状態に選択する駆動方法。全ての画素を構成する液晶を、まず、選択に長い時間を必要とするフォーカルコニック状態に同時にリセットし、その後、各画素を構成する液晶に選択信号を順次印加して全ての画素を構成する液晶の表示状態を選択し、その後、全ての画素を構成する液晶に印加される電圧を零にして表示状態を維持させる。
請求項(抜粋):
走査駆動部の出力端子に接続された走査電極群と、信号駆動部の出力端子に接続された信号電極群によりマトリクス状に画素が構成され、走査電極と信号電極の間にコレステリック相を示す液晶が配置され、電圧無印加時においてプレーナ状態又はフォーカルコニック状態又はそれらの中間状態からなる表示状態が安定であるメモリー特性を有する液晶表示素子に対して、走査駆動部が走査電極に、信号駆動部が信号電極にそれぞれ電圧を印加し、それらの電圧の差を液晶に印加する液晶表示素子の駆動方法であって、全ての走査電極に走査リセット信号を、全ての信号電極にデータリセット信号を印加し、走査リセット信号とデータリセット信号の差からなるリセット信号を全ての画素を構成する液晶に印加して、全画素をフォーカルコニック状態にリセットする第1の期間と、ある走査電極を走査選択電極に選び、その他の走査電極を走査非選択電極に選び、走査選択電極に走査選択信号を印加し、同時に走査非選択電極には走査非選択信号を印加し、走査選択信号に同期して信号電極にデータ信号を印加し、走査選択信号とデータ信号の差からなる選択信号を走査選択電極上の画素を構成する液晶に印加して表示状態を選択し、また走査非選択信号とデータ信号の差からなる非選択信号を走査非選択電極上の画素を構成する液晶に印加する書き換え動作を行い、その後、次の走査電極を走査選択電極に選んで前記書き換え動作を行い、この書き換え動作を繰り返すことで全ての画素を構成する液晶の表示状態を書き換える第2の期間と、全ての走査電極及び信号電極に表示維持信号を印加し、液晶のメモリー特性を利用して表示状態を保つ第3の期間と、を備えたことを特徴とする液晶表示素子の駆動方法。

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