特許
J-GLOBAL ID:200903006657383779

インクジェット記録方法、これを用いたインクセット、及びインクジェット記録装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-133740
公開番号(公開出願番号):特開平11-320921
出願日: 1998年05月15日
公開日(公表日): 1999年11月24日
要約:
【要約】【課題】 マゼンタ、イエロー、及びシアンの各インクを用い、十分な濃度で鮮明な色調の画像が得られ、光退色の問題を生じることのない優れた画像が得られるインクジェット記録方法を提供する。【解決手段】 特定のマゼンタ、イエロー及びシアンの各インクを用い、これらを被記録材上に吐出し、カラー画像を記録するインクジェット記録方法。
請求項(抜粋):
少なくともマゼンタ、イエロ-、シアンの各インクを用い、これ等を被記録材上に吐出し、カラー画像を記録する方法において、該マゼンタインクは、遊離酸の型が下記一般式[I]で表される色素の一種以上を含有し、該イエローインクは遊離酸の型が下記一般式[II]で表される化合物からなる群から選ばれる色素の一種以上を含有し、該シアンインクはC.I.ダイレクトブルー86、C.I.ダイレクトブルー199、C.I.アシッドブルー9、及び遊離酸の型が下記一般式[III]で表される化合物からなる群から選ばれる色素の一種以上を含有することを特徴とするインクジェット記録方法。【化1】〔式中、R1、R2、R3、R6、R7及びR8はそれぞれ独立に、炭素数1〜9の置換もしくは非置換のアルキル基、炭素数1〜9のアルコキシ基、ハロゲン原子、水素原子、ヒドロキシル基、置換もしくは非置換のカルバモイル基、置換もしくは非置換のスルファモイル基、置換もしくは非置換のアミノ基、ニトロ基、スルホン酸エステルの基、炭素数1〜9のアルキルスルホニル基、炭素数6〜15のアリールスルホニル基、カルボキシル基、またはカルボン酸エステルの基を表し、mとnは0、1または2の数を表し、X1及びX2は、それぞれ独立に塩素原子又は-OR9基」を表し、R9は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数2もしくは3のアルケニル基、アリール基、アラルキル基、シクロヘキシル基、または含窒素ヘテロサイクリック基を表し、これらのうち水素原子以外は置換基を有していてもよく、Lは、下記一般式(a)で表される結合基を示す。【化2】-NH(CH2)pO(CH2)qO(CH2)rO(CH2)sHN- (a)式(a)中、p、q、r、sはそれぞれ独立に1〜6の数を表す。〕【化3】〔式中、Ar、Ar1は独立にアリール基又は置換アリール基を表し、Ar、Ar1の少なくとも一つは-COOH及び-COSHから選ばれる置換基を少なくとも一つ有し、J、J1はそれぞれ独立に下記式(1)〜(3)で表される基を表す。【化4】式(1)〜(3)中、R5は水素原子、アルキル基、置換アルキル基、アルコキシハロゲン、シアノ基、ウレイド、NHCOR6から選択される基であり、R6は水素原子、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、アラルキル基、置換アラルキル基を表す。Tはアルキル基を表し、Wは水素原子、シアノ基、-CONR10R11、ピリジニウム、-COOHから選択される基であり、(m)はC2〜C8のアルキレン鎖を表し、Bは水素原子、アルキル基又は-COOHを表し、R1、R2、R3、R4、R10、R11はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基 置換アルキル基を表し、Lは2価の有機結合基を表す。Xは独立にカルボニル基又は下記式(4)〜(6)の基を表す。【化5】式(4)〜(6)中、ZはOR7、SR7、NR8 R9を表し、Yは水素原子、塩素原子あるいはシアノ基を表し、Eは塩素原子あるいはシアノ基を表す。R7、R8、R9は独立に水素原子、アルケニル基、置換アルケニル基、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、アラルキル基、置換アラルキル基、またはR8、R9が結合された窒素原子と一緒に5員環又は6員環を形成する。[II]がSO3H基を持たない場合は少なくとも2つの-COOH、-COSHから選ばれた基を有し、一般式[II]がSO3H基を持つ場合は-COOH、-COSHから選ばれた基が少なくともSO3H基の数と同数有する。〕【化6】 Pc(SO3H)t(SO2-NR1-L-NR2-X-NR3-G)q [III]〔式中Pcは金属を含有するフタロシアニン核を表し、R1、R2、R3はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、置換アルキル基、アルケニル基、置換アルケニル基、アラルキル基又は置換アラルキル基を表し、Lは2価の有機結合基を表し、Xはカルボニル基又は下式(1)〜(3)の基を表す。【化7】式(1)〜(3)はNR4R5、SR6、OR6を表し、Yは水素原子、塩素原子、Z、SR7、OR7を表し、Eは塩素原子あるいはシアノ基を表す。R4、R5、R6、R7はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、アラルキル基又は置換アラルキル基、又はR4、R5が結合された窒素原子と一緒に5員環又は6員環を形成する。Gは-COSH及び-COOHから選択された1個又は2個の基によって置換された無色の有機基を表し、(t+q)は3〜4である。一般式[III]は少なくとも一つのSO3H基と同数のCOSH及びCOOHから選択された基を有する。〕
IPC (5件):
B41J 2/21 ,  B41J 2/01 ,  B41J 2/175 ,  B41M 5/00 ,  C09D 11/00
FI (5件):
B41J 3/04 101 A ,  B41M 5/00 E ,  C09D 11/00 ,  B41J 3/04 101 Y ,  B41J 3/04 102 Z

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