特許
J-GLOBAL ID:200903006687601428

命令のシングルステップ実行方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-031797
公開番号(公開出願番号):特開平6-250878
出願日: 1993年02月22日
公開日(公表日): 1994年09月09日
要約:
【要約】【目的】命令(コード部)を書換えることなしに、BPT命令を用いた割込み発生によるシングルステップ実行が行えるようにする。【構成】命令a,b,c...をシングルステップ実行する場合、まず命令a,bの番地A,Bを記憶域61,62に初期設定した後、記憶域61の内容(A)をLOC1に、BPT命令番地記憶域7の内容(X)をNLOC2に設定することにより命令aを実行させ、次にNLOC2の内容(X)をLOC1に移し、NLOC2に命令cの番地Cを設定することで、BPT命令を実行させて割込みを発生させる。すると、ロケーション(X)と、ネックストロケーション(C)がセーブ領域5にセーブされ、命令実行再開部8が記憶域62の内容(B)を記憶域61に、セーブ領域5のネックストロケーションを記憶域62に設定し、記憶域61,7の内容をLOC1,NLOC2に設定することで、次の命令bが実行される。
請求項(抜粋):
遅延分岐型の命令実行パイプライン処理のために、割込み発生時に、次に実行を開始すべき命令の番地であるロケーション、およびその命令の次に実行すべき命令の番地であるネックスト(next)ロケーションを含む割込み復帰情報をセーブするセーブ手段を備え、割込みからの復帰時には、前記セーブ手段によりセーブされたロケーションおよびネックストロケーションに従って処理を再開する情報処理装置において、シングルステップ実行の対象となる連続する2命令のうちの先に実行すべき命令の番地を保持する第1の保持手段と、前記シングルステップ実行の対象となる連続する2命令のうちの後から実行すべき命令の番地を保持する第2の保持手段と、ブレークポイント割込み発生命令の番地を予め保持する第3の保持手段と、命令のシングルステップ実行を行うためのシングルステップモードでは、前記第1の保持手段に保持されている番地をロケーション、前記第3の保持手段に保持されている番地をネックストロケーションとして命令実行を行わせる制御手段であって、前記シングルステップモードで前記ブレークポイント割込み発生命令が実行され、前記セーブ手段により前記ロケーションおよびネックストロケーションがセーブされた後に、前記第2の保持手段に保持されている番地を前記第1の保持手段に移すと共に、前記セーブ手段によりセーブされた前記ネックストロケーションを前記第2の保持手段に移す制御手段とを具備し、前記制御手段は、記第1の保持手段に移した番地を新たなロケーション、前記第3の保持手段に保持されている番地を新たなネックストロケーションとして、命令実行を再開させるようにしたことを特徴とする命令のシングルステップ実行方式。
IPC (2件):
G06F 11/28 305 ,  G06F 9/38 380

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