特許
J-GLOBAL ID:200903006743116813

免震構造物の強風検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 天野 泉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-143263
公開番号(公開出願番号):特開平10-317721
出願日: 1997年05月16日
公開日(公表日): 1998年12月02日
要約:
【要約】【課題】 外部電源は勿論のこと電気的な手段を全く用いることなく、純機械的でかつ簡単な構成の風圧検出器を用いて風速を検知することができる一般住宅等の小規模の免震構造物への使用に適する強風検出装置を提供する。【解決手段】 風圧を受けて回転する放射状のテーパ溝25を備えた回転体23と、回転体23の回転動作に伴って公転しながら遠心力を受けて放射状のテーパ溝25に沿い外周方向へと移動する慣性体26と、スプリング27でこれら慣性体26と接触状態を保ちつつテーパ溝25に沿う慣性体26の外周方向変位を軸方向変位に変換して取り出す検出体28とで風圧検出器16を構成し、この風圧検出器16の検出体28を耐風装置用のシリンダ装置のロックおよびロック解除を行う切換弁へとレバー31および連結具33を通して機械的に連繋し、当該検出体28で上記切換弁を閉じ側へと切り換えてシリンダ装置をロックする。
請求項(抜粋):
地盤上に水平方向へと移動可能に支持した免震構造物が強風によって揺れ動くのを防止するために、地盤と免震構造物との間に常開の切換弁を通して両側の作動室を連通したシリンダ装置を水平方向に向けて介装し、強風の発生を風圧検出器で検知して上記シリンダ装置の切換弁を閉じ側へと切り換えることにより、シリンダ装置の伸縮動作をロックして強風による揺れを抑える耐風装置を兼ね備えた免震構造物において、風圧を受けて回転する回転体と、回転体に伴って公転しつつ遠心力を受けてスプリング力に抗し軸方向へと変位する慣性体とを備え、この慣性体の軸方向への変位をシリンダ装置の切換弁へと機械的に連繋して開閉操作することを特徴とする強風検出装置。
IPC (3件):
E04H 9/02 331 ,  F16F 15/02 ,  F16F 15/04
FI (3件):
E04H 9/02 331 Z ,  F16F 15/02 L ,  F16F 15/04 E

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