特許
J-GLOBAL ID:200903006754188891
タービンの寿命消費監視装置及びロータの寿命消費監視方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-010724
公開番号(公開出願番号):特開平7-217407
出願日: 1994年02月02日
公開日(公表日): 1995年08月15日
要約:
【要約】【目的】蒸気タービンの低サイクル疲労に対する寿命消費を監視する際の温度差、これに基づく熱歪,熱応力の制限値をそれぞれ合理的に定めて、自由度の高い蒸気タービンの運用をすることのできるタービンの寿命消費監視装置を提供する。【構成】ケーシングの表面温度を検出する表面温度検出器1,板厚の中位部の温度を検出する中位温度検出器2と、これらの温度の温度差、これに基づく熱歪,熱応力を算出する計算部4と、低サイクル疲労強度により各起動モード,負荷モードにての温度差,熱歪,熱応力の制限値を算出する疲労制限値演算部15と、これらの各制限値と計算部4での算出結果と比較する比較部16と、比較部16で制限値を超えたとき運用制限を指示する判定部7とを設ける。
請求項(抜粋):
タービンのケーシングとロータの対象部位の低サイクル疲労強度による寿命消費を監視するタービンの寿命消費監視装置において、ケーシングとロータの表面温度を検出する表面温度検出器と、ケーシングの厚さの中位部の温度を検出する中位温度検出器と、表面温度検出器で検出したロータの表面温度からロータの平均温度を算出する温度演算部と、ケーシングにおいては表面温度検出器での検出表面温度と中位温度検出器での検出中位温度との温度差、一方ロータにおいては表面温度検出器での検出表面温度と前記平均温度との温度差を算出し、これらの温度差に基づいてそれぞれ熱歪,熱応力を算出する計算部と、起動・停止,負荷変化を繰り返しても寿命消費は計画した起動・停止,負荷変化の回数を許容できる寿命消費配分に基づく各起動モード,負荷変化モード一回当りの疲労に対するケーシングとロータとにおけるメタル温度の関数の温度差,熱歪又は熱応力の制限値を算出する疲労制限値演算部と、この演算部で算出した各制限値と計算部で算出したケーシングとロータとにおける温度差,熱歪又は熱応力とを比較する比較部と、この比較部にて制限値を超えたとき運用制限を指示する判定部とを備えたことを特徴とするタービンの寿命消費監視装置。
IPC (2件):
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