特許
J-GLOBAL ID:200903006760401793

機械的表面処理のための工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中平 治
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-511303
公開番号(公開出願番号):特表平10-506062
出願日: 1995年05月24日
公開日(公表日): 1998年06月16日
要約:
【要約】本発明は、例えばブラシがけ、磨き、つや出し、清掃、ぬらし又は乾燥のために、裁断されかつ処理された繊維製フリースからなる、摩擦による物体の機械的表面処理のための工具に関し、その際、工具の特性を改善するために、フリースが、もっぱら機械的な方法によって、処理圧力を受けて物体の沈み込み及び少なくとも一部の範囲の包込みを可能にする可とう性の不規則繊維フリースとして製造されており、この不規則繊維フリースが、DIN53857/2にしたがって、150-500N/50mm、なるべく少なくとも300N/50mmの機械的強度、及び50-150%、なるべく80-100%の平均伸び率を有する。
請求項(抜粋):
1 例えばブラシがけ、磨き、つや出し、清掃、ぬらし又は乾燥のために、裁断されかつ処理された繊維製フリースからなる、摩擦による物体の機械的表面処理のための工具において、フリース(11)が、もっぱら機械的な方法によって、処理圧力を受けて物体の沈み込み及び少なくとも一部の範囲の包込みを可能にする可とう性の不規則繊維フリースとして製造されており、この不規則繊維フリースが、DIN53857/2にしたがって、150-500N/50mm、なるべく少なくとも300N/50mmの機械的強度、及び50-150%、なるべく80-100%の平均伸び率を有することを特徴とする、機械的表面処理のための工具。 2 不規則繊維フリースが、ほぼ70と90%の間のDIN54306による落下能力、すなわち落下係数Dを有することを特徴とする、請求項1記載の工具。 3 機械的なフリース形成方法が、針刺し、又は液体及び/又はガス噴射、例えば水及び/又は空気噴射によって行なわれていることを特徴とする、請求項1又は2記載の工具。 4 フリース(11)が、天然の、人工の又は合成の、及び/又は鉱物物質を充填した繊維を有し、これら鉱物物質が、フリース(11)内に混合されずに又は混合されて存在することを特徴とする、前記請求項の1つに記載の工具。 5 フリース(11)が、所定の割合の結合繊維を含み、これら結合繊維が、熱作用を受けてその交差点において結合されていることを特徴とする、前記請求項の1つに記載の工具。 6 フリースが、所定の割合の収縮繊維を含み、これら収縮繊維が、熱作用を受けて収縮し、かつ冷却の後に収縮した状態に留まることを特徴とする、前記請求項の1つに記載の工具。 7 フリース(11)を形成する繊維が、所定の長さに切断された繊維であり、これら繊維の長さが、ほぼ10と100mmの間にあり、かつこれら繊維のデニールが、0.02と150dtexの間にあることを特徴とする、前記請求項の1つに記載の工具。 8 フリース(11)の密度と厚さが、液体噴射によるフリース形成方法において、使用される液体のほぼ5と230バールの間に調整可能な圧力によって決められていることを特徴とする、前記請求項の1つに記載の工具。 9 液体噴射によってフリース(11)を製造するために、ほぼ80と140×10*-6mの間の直径を有するノズルが使用されていることを特徴とする、前記請求項の1つに記載の工具。10 フリース(11)が、ほぼ50と500g/m*2の間の面積質量を有し、又はフリース(11)の密度が、ほぼ0.1と0.5g/cm*3の間にあることを特徴とする、前記請求項の1つに記載の工具。11 フリース(11)の厚さが、ほぼ0.3と5.0mmの間にあることを特徴とする、前記請求項の1つに記載の工具。12 フリース(11)が、折畳みリング、扁平円板、パッド、ロール、ローラ、ベルト又はブラシとして、単層又は多層に構成されていることを特徴とする、前記請求項の1つに記載の工具。13 フリース(11)が、少なくとも1つのフリース層から裁断された少なくとも1つのベルト(102)からなるリング(101)の形を有し、このベルトが、折畳まれ、固定の心の回りに放射状に置かれ、かつここに取付けられており(図2a)、又はリング(110)の形のフリース(11)が、少なくとも1つのフリース層から裁断された少なくとも1つのベルト(111)からなり、このベルトが、波形に折畳まれ、固定の心の回りに置かれ、かつここに取付けられており(図2b)、又はリング(120)の形のフリース(11)が、少なくとも1つのフリース層から裁断された少なくとも1つのベルト(121)からなり、このベルトが、折畳まれかつ/又は波形にからげられ、かつ締付けリングによってまとめられており(図2c)、又はリング(130)の形のフリース(11)が、少なくとも1つのフリース層から裁断されかつ互いに重ねられた少なくとも2つの円板からなり、これら円板が、中心片(133)及び/又はステッチ縫い目(132)によってまとめられており(図2d)、又は積層体(141)になるように形成された単層又は多層の個々のベルト部分の形のフリース(11)が、丸い円筒形、円錐形又は皿形の心(142)上に取付けられており(図2e)、又は例えば折畳まれたフリース(11)が、ベルト状のエンドレス支持体(151,161)上に取付けられており、この支持体が、駆動ベルトに等しくベルトプーリによって駆動可能であり(図2f及び2g)、又は複数の層に折畳まれたベルト(152)の又は積層体(162)になるように形成された単層又は多層の個々のベルト部分の形のフリース(11)が、ベルト状のエンドレス支持体(161)上に取付けられている(図2f及び2g)ことを特徴とする、請求項12記載の工具。14 出来上がったかつ場合によってはすでに取付けられたフリース(11)が、フリース(11)内における繊維の機械的な結合を言うに値する程変化することなく、磨耗又は可燃性を減少するため、又はペースト固着、かき取り特性、表面作用、寿命、液体吸収、液体かき取り能力、静電防止作用等の改善のために、後から装備されることを特徴とする、前記請求項の1つに記載の工具。
IPC (3件):
B24D 11/00 ,  B08B 1/00 ,  D04H 1/46
FI (3件):
B24D 11/00 A ,  B08B 1/00 ,  D04H 1/46 A
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平3-152257
  • 特開昭63-092768
  • 特開昭51-137997
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