特許
J-GLOBAL ID:200903006785098971
エジェクタサイクル
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
矢作 和行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-274807
公開番号(公開出願番号):特開2005-037056
出願日: 2003年07月15日
公開日(公表日): 2005年02月10日
要約:
【課題】 エジェクタ3での圧力上昇を増加させて第2蒸発器7に冷媒が流れ易くすると共に、第1・第2蒸発器4・7にそれぞれ異なる温度帯を容易に作る。【解決手段】 冷媒としてハイドロカーボンのイソブタン、もしくはアンモニア、もしくは二酸化炭素を用いている。 この発明によれば、従来と同様のエジェクタサイクルにおいて、膨張損失の大きいハイドロカーボンのイソブタン、もしくはアンモニア、もしくは二酸化炭素を冷媒として用いている。これらの冷媒は、従来冷蔵庫などに用いられているR134a冷媒と比べてエジェクタ3の入力であるエンタルピ差Δieが高い。このようにエジェクタ3の入力が大きい冷媒を用いるため、エジェクタ3の圧力上昇を大きくすることができ、第2蒸発器7に冷媒が流れ易くなる。またこれにより、第1・第2蒸発器4・7にそれぞれ異なる温度帯を作ることが容易となり、より効率的な運転が可能となる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
冷媒を吸入して圧縮する圧縮機(1)と、
前記圧縮機(1)が吐出する冷媒を冷却して凝縮する凝縮器(2)と、
前記冷媒を蒸発させて冷凍能力を発揮する第2蒸発器(7)と、
前記凝縮器(2)から流出する高圧冷媒の圧力エネルギーを速度エネルギーに変換して冷媒を減圧膨張させるノズル(31)、前記ノズル(31)から噴射する高い速度の冷媒流により前記第2蒸発器(7)にて蒸発した気相冷媒を吸引し、前記ノズル(31)から噴射する冷媒と前記第2蒸発器(7)から吸引した前記気相冷媒とを混合させながら速度エネルギーを圧力エネルギーに変換して冷媒の圧力を昇圧させる昇圧部(3c、3d)を有するエジェクタ(3)と、
前記エジェクタ(3)から流出する冷媒を蒸発させて冷凍能力を発揮する第1蒸発器(4)と、
前記第1蒸発器(4)から流出する冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して前記液相冷媒を蓄えると共に、前記液相冷媒を前記第2蒸発器(7)に供給し、前記気相冷媒を前記圧縮機(1)に供給する気液分離器(5)とを備え、
前記冷媒としてハイドロカーボンのイソブタン、もしくはアンモニア、もしくは二酸化炭素を用いていることを特徴とするエジェクタサイクル。
IPC (2件):
FI (3件):
F25B1/00 389A
, F25B1/00 395Z
, F25B5/04 A
引用特許: