特許
J-GLOBAL ID:200903006791208215

減衰力調整式油圧緩衝器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-099864
公開番号(公開出願番号):特開平8-277875
出願日: 1995年03月31日
公開日(公表日): 1996年10月22日
要約:
【要約】【目的】 減衰力調整式油圧緩衝器において、縮み側の減衰力を安定させるとともに、取付スペース上の制約を小さくする。【構成】 シリンダ2にピストンロッド9を連結したピストン8を嵌装する。シリンダ2の外周に内筒3を設けて環状通路6を形成し、通路5を介してシリンダ2に連通させる。内筒3の外周に外筒4を設けてリザーバ室7を形成する。外筒4内のシリンダ2の下方に減衰力調整機構15を収納する。シリンダ上室2aを環状通路6と減衰力調整機構15とを介してシリンダ下室2bに連通させる。シリンダ下室2bを減衰力調整機構15を介してリザーバ室7に連通させる。縮み側は、ピストン8の逆止弁14が開き、シリンダ2内とリザーバ室7との間の油液の流動によって減衰力が発生するので、シリンダ2内が負圧とならず減衰力が安定する。減衰力調整機構15をシリンダ2の下方に配置したので取付スペース上の制約が小さくなる。
請求項(抜粋):
油液が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装され前記シリンダ内を2つのシリンダ室に画成するピストンと、一端が前記ピストンに連結され他端が前記シリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、前記シリンダに接続され前記ピストンロッドの伸縮にともなうシリンダ内の容積変化をガスの圧縮、膨張によって補償するリザーバ室と、前記シリンダの外部に設けられ、前記ピストンロッドの伸び行程時に一方のシリンダ室から他方のシリンダ室へ油液を流通させて減衰力を発生させる伸び側通路と、縮み行程時にシリンダ室から前記リザーバ室へ油液を流通させて減衰力を発生させる縮み側通路とを備え、さらに、前記伸び側通路が前記シリンダの下方へ延ばされ、前記伸び側通路の通路面積を調整する伸び側減衰力調整機構が前記シリンダの下方に配置されていることを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。

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