特許

J-GLOBAL ID：200903006797373200

地震観測システム

発明者： 鈴木 聖之 ,  山田 富美夫
出願人/特許権者： 株式会社東芝
代理人 (1件)： 三好 秀和 (外3名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平9-285803
公開番号（公開出願番号）：特開平11-118939
出願日： 1997年10月17日
公開日（公表日）： 1999年04月30日
要約：

【要約】【課題】 地震波が微弱なときでも、定常ノイズと、地震波との差を明確にしてS/N値を向上させ、これによってP波の初動時刻と、S波の初動時刻とを検出する際の精度を大幅に向上させ、正確な震源情報を得る。【解決手段】 地震計から出力される地震の波形信号を取り込み、自己回帰モデルを用いた統計的な手法を使用してP波の初動時刻と、S波の初動時刻とを計算し、各初動時刻の評価値が予め設定されている基準評価値より低いとき、信号処理装置7によって、地震計から出力される地震の波形信号に対し、ウェーブレット変換を使用したフィルタリング処理を施した後、自己回帰モデルを用いた統計的な手法を再度、使用して、P波の初動時刻と、S波の初動時刻とを計算し、各初動時刻に基づき、震源情報を計算する。

請求項（抜粋）：

地震波を観測する地震計と、この地震計から出力される波形信号に基づき、地震波の位相を検出して、初動時刻をオンライン処理で検出する位相検出装置とを有する地震観測システムにおいて、前記位相検出装置の前段に配置され、前記地震計から出力される波形信号をフィルタリングして、特定の周波数成分を分離する信号処理装置と、前記位相検出装置で得られた初動時刻の良否または前記波形信号の特徴を判別して前記信号処理装置の動作を制御する処理切替装置と、を備えたことを特徴とする地震観測システム。