特許
J-GLOBAL ID:200903006924629073

低硫鋼の溶製方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中路 武雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-283654
公開番号(公開出願番号):特開平6-108137
出願日: 1992年09月29日
公開日(公表日): 1994年04月19日
要約:
【要約】【目的】転炉等の精錬炉で粗精錬した鋼の脱硫は取鍋に出鋼した後、除滓しAl滓もしくは金属AlとAl2O3源を添加して酸性酸化物を還元した後脱硫スラグを形成、電極等の加熱装置により加熱脱硫していたが。種々の欠点があるので、特別の場合を除き除滓、電極加熱を行わない新しい低硫鋼の溶製方法を提供する。【構成】使用溶銑はP:0.08%以下のものを使用し転炉等の精錬炉で粗精錬した後、取鍋に出鋼し、AlならびにAl2O3源を添加してスラグ中の酸性酸化物を還元して(T.Fe)+(MnO)≦1%とし、(CaO)/{(Al2O3)・(SiO2)}=0.25〜0.35の脱硫スラグを造り溶鋼の脱硫処理をする方法であるが〔S〕≦0.001%の極低硫鋼の場合を除き除滓および電極加熱を行わないのが特徴である。
請求項(抜粋):
重量比にてP:0.08%以下の溶銑を使用し精錬炉で粗精錬する段階と、前記粗精錬した溶鋼を取鍋に出鋼する段階と、前記取鍋内に出鋼した溶鋼とともに流入したスラグ量を実測もしくは推定にて定量する段階と、前記取鍋内のスラグ中にAl滓もしくは金属AlとAl2O3の混合物を添加し、(T、Fe)+(MnO)の合計量を1%以下となるまで還元する段階と、前記還元後生石灰を添加し(CaO)/{(Al2O3)・(SiO2)}=0.25〜0.35なる脱硫スラグを形成し溶鋼の脱硫処理を行う段階と、を有することを特徴とする低硫鋼の溶製方法。
IPC (3件):
C21C 7/064 ,  C21C 1/02 103 ,  C21C 7/04

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