特許
J-GLOBAL ID:200903006952073234

帯域分割・合成フィルタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-294453
公開番号(公開出願番号):特開平9-139653
出願日: 1995年11月13日
公開日(公表日): 1997年05月27日
要約:
【要約】【課題】 非巡回型フィルタを用いる帯域分割・合成フィルタで、フィルタタップ数の撰択の自由度を高める。【解決手段】 入力信号の周波数成分を帯域フィルタ1iで等間隔の帯域に分割し、分割により得られた帯域毎の信号をスイッチ4iで標本化する。また、スイッチ4iの出力をスイッチ5iで再び標本化して帯域フィルタ2iに入力し、帯域フィルタ2iで上記の帯域毎の成分を抽出して、抽出結果を加算器6で合成することで、入力信号と同等の信号を生成する。非巡回型フィルタである帯域フィルタ1i,2i には、帯域分割数の整数倍間隔(1倍,2倍・・・)、または、それに1を加えた値でタップ数を設定できる。
請求項(抜粋):
隣接する帯域との間で1部の周波数成分を共有し、入力信号の周波数成分を、等しい幅のN個(Nは2以上の整数)の帯域に等間隔で分割する分割部と、分割により得られた帯域毎の信号から前記入力信号と同等の信号を生成する合成部とで構成される帯域分割・合成フィルタであって、前記分割部は、周波数fs で動作し、入力信号から前記帯域毎の信号成分を抽出する、タップ数がLであるN個の第1の非巡回型フィルタと、当該N個の非巡回型フィルタで抽出した帯域毎の信号成分を周波数fs/Nで標本化する第1のスイッチを有し、前記合成部は、前記第1のスイッチで標本化した信号を周波数fs で標本化する第2のスイッチと、前記第1の非巡回型フィルタの各々に対応して設けられ、かつ、周波数fs で動作し、前記第2のスイッチで標本化した信号から、対応する前記第1の非巡回型フィルタで抽出した信号成分に対応する帯域の信号成分を抽出する、タップ数がLであるN個の第2の非巡回型フィルタと、当該N個の非巡回型フィルタで抽出した信号成分を合成する加算器とを有し、前記第1および第2の非巡回型フィルタのタップ数Lは、帯域分割数Nの整数倍、もしくは、当該帯域分割数Nの整数倍に1を加えた値に設定されていることを特徴とする帯域分割・合成フィルタ。

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