特許
J-GLOBAL ID:200903007061199098

漏電警報付配線用遮断器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 強
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-159565
公開番号(公開出願番号):特開平11-354004
出願日: 1998年06月08日
公開日(公表日): 1999年12月24日
要約:
【要約】【課題】 漏電警報出力回路の動作に必要な電流を供給でき、且つその動作中における損失が小さい直流電源回路を具備した漏電警報付配線用遮断器を提供する。【解決手段】 漏電が発生してラッチングリレー19の励磁コイルが通電状態になると、直流電源回路22は電流バイパス用トランジスタ24をオンして定電圧動作を維持する。この時、リレー19の最小動作電流ILmin以上の出力電流IL が電流検出用抵抗23をバイパスしてリレー19に流れる。その後、リレー19の最大動作時間TLmaxが経過すると、バイアスコンデンサ27の充電が進み電流バイパス用トランジスタ24がオフする。これと略同時に、電流制限用トランジスタ30がオンし、降圧用トランジスタ8のベース電流を引き抜くので、リレー19への出力電流が制限され、直流電源回路22の損失が低減する。
請求項(抜粋):
主回路としての交流電源から直流電源を作成する直流電源回路と、前記主回路の漏電を検出する漏電検出回路と、前記直流電源が供給されて前記漏電検出回路からの漏電検出信号に従って漏電警報を出力する漏電警報出力回路とを備えた漏電警報付配線用遮断器において、前記直流電源回路は、整流回路と、この整流回路の出力線にコレクタ・エミッタ間が介在された降圧用トランジスタ、およびこの降圧用トランジスタのベースに基準電圧を与えるツェナーダイオードを有する定電圧回路と、前記降圧用トランジスタのエミッタに接続された出力線に介在する電流検出用抵抗、およびこの電流検出用抵抗の両端にベースとエミッタが順方向電圧となるように接続されて、前記電流検出用抵抗に流れる電流に応じて前記降圧用トランジスタのベース電流を分流させる電流制限用トランジスタを有する電流制限回路と、前記電流検出用抵抗に流れる電流をバイパスさせるように前記電流検出用抵抗の両端にコレクタとエミッタが夫々接続された電流バイパス用トランジスタ、およびこの電流バイパス用トランジスタに対し前記出力線に流れる出力電流の変化率に応じたベース電流を供給するバイアス回路を有する電流バイパス回路とを具備したことを特徴とする漏電警報付配線用遮断器。

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