特許
J-GLOBAL ID:200903007159414469

サーバ性能推定方法およびサーバ性能推定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 秋田 収喜 ,  近野 恵一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-159189
公開番号(公開出願番号):特開2004-005135
出願日: 2002年05月31日
公開日(公表日): 2004年01月08日
要約:
【課題】ネットワークを含むシステム全体の性能評価を高精度で、かつ、効率的に行えるように、サーバの性能を少ないパラメータで表し、それらパラメータ値は、実システムでの測定が容易な値から推定あるいは算出できるようなサーバ性能推定h方法を提供する。【解決手段】サーバの処理能力を表すパラメータとして、ファイルサイズに依存する処理容量Cと、ファイルサイズに依存しない処理も要求する処理#kに対するオーバヘッド処理時間D(k)と、m個同時アクセス時の性能劣化度Load(m)というパラメータとを用意し、これらC、D(k)、Load(m)を用いて、同時アクセスクライアント数がm個であり、ファイルサイズのみに依存する処理が要求されたときにサーバでサイズFのファイルを送信するのにかかる処理時間と、ファイルサイズに依存しない処理も伴う処理#kが要求されたときにサーバでサイズFのファイルを送信するのに要する処理時間とを推定する。【選択図】 図3
請求項(抜粋):
クライアントからのサービスリクエストに対して、クライアントアプリケーションとのいくつかの逐次的なやり取りによってサービスを提供するサーバの処理能力を推定するサーバ性能推定方法であって、 1個のクライアントから、I個の逐次的な処理から成るサービスに対する1つのリクエストをサーバに送信し、当該リクエストに伴ってクライアントアプリケーションから要求される処理#i(i=1〜I)に対するサーバでの処理時間R(i)および当該処理によりサーバが送信するファイルサイズF(i)を測定する第1のステップと、 (R(i)、F(i))の組のうち、ファイルサイズにのみ依存する処理#jを抽出し、その集合をSとし、サーバの処理能力を表すパラメータとして、ファイルサイズに依存する処理容量Cと、ファイルサイズに依存しない処理も要求する処理#kに対するオーバヘッド処理時間D(k)(k∈Sc;ScはSの補集合)とを用意し、これら2つのパラメータを、下記(1)、(2)式により算出する第2のステップと、 サーバの処理能力を表すパラメータとして、m個同時アクセス時の性能劣化度Load(m)というパラメータを用意し、m(m=1〜M)個のクライアントから同時にサーバヘリクエストを送信し、当該リクエストに対してI個の逐次的な処理を完了するのに要したレスポンス時間T(l)を測定し、レスポンスが返ってきたクライアントは再びリクエストをサーバに送信し、以上の手順を一定時間繰り返し、m個同時アクセス時における平均レスポンス時間Tave(m)を下記(3)式より算出し、Load(m)を、Load(m)=Tave(1)/Tave(m)により算出する第3のステップと、 同時アクセスクライアント数がm個であり、ファイルサイズのみに依存する処理#jが要求されたときにサーバでサイズFのファイルを送信するのにかかる処理時間をF/C×1/Load(m)により推定し、ファイルサイズに依存しない処理も伴う処理#kが要求されたときにサーバでサイズFのファイルを送信するのに要する処理時間を(D(k)+F/C)×1/Load(m)により推定する第4のステップとを有することを特徴とするサーバ性能推定方法。 (1)C=Σi∈SF(i)/Σi∈SR(i) (2)D(k)=max{0,R(k)-F(k)×Σi∈SF(i)/Σi∈SR(i)} (3)Tave(m)=ΣT(l)/L(Lは測定回数)
IPC (2件):
G06F15/00 ,  G06F13/00
FI (2件):
G06F15/00 320L ,  G06F13/00 351N
Fターム (7件):
5B085AC03 ,  5B085AC12 ,  5B085BG02 ,  5B089GB02 ,  5B089JA21 ,  5B089KA14 ,  5B089MC06

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