特許
J-GLOBAL ID:200903007161534951

オレフィン系重合体組成物およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 俊一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-179423
公開番号(公開出願番号):特開平6-313068
出願日: 1993年07月20日
公開日(公表日): 1994年11月08日
要約:
【要約】【目的】 本発明はオレフィン系重合体組成物の有する優れた特性を維持しつつ機械物性、塗装性成形体に優れた樹脂組成物を提供する。【構成】 本発明のオレフィン系重合体組成物は、特定の環状オレフィン系樹脂(a)、スチレン系熱可塑性エラストマー(b)および特定の変性剤(ii)の接触により得られる環状オレフィン系共重合体組成物[A]と、結晶化度が30%を超え、かつ23°Cにおける引張モジュラスが2000kg/cm2を超えるポリオレフィン樹脂[B]とからなる。さらに、本発明はこのオレフィン系重合体組成物の製造方法をも提供する。【効果】 本発明のオレフィン系重合体組成物は、従来のオレフィン系樹脂組成物と比較して優れた機械物性、塗装性を示す。
請求項(抜粋):
[A](i)(a)エチレンと次式[I]または[II]で表わされる環状オレフィンとのランダム共重合体(a-1)、次式[I]または[II]で表わされる環状オレフィンの開環重合体または開環共重合体(a-2)および該開環重合体または開環共重合体の水添物(a-3)よりなる群から選ばれる少なくとも1種類の環状オレフィン系樹脂(a)80〜20重量部と、(b)スチレン系熱可塑性エラストマー(b)20〜80重量部とからなる環状オレフィン系樹脂組成物(i)100重量部に対して、(ii)エチレン性不飽和基含有カルボン酸、その無水物およびエチレン性不飽和基含有カルボン酸ヒドロキシアルキルエステルよりなる群から選ばれる少なくとも1種類の変性剤(ii)0.1〜10重量部を、接触させることにより得られる変性環状オレフィン系樹脂組成物[A]と、[B]結晶化度が30%を超え、かつ23°Cにおける引張モジュラスが2000kg/cm2を超えるポリオレフィン樹脂[B]とからなり、[A]/[B]の重量比が99/1〜1/99の重量比で含有し、かつ、上記(a)成分が、(a)成分、(b)成分および[B]成分の合計100重量部に対して、5〜48重量部で存在することを特徴とするオレフィン系重合体組成物;【化1】・・・[I][上記式[I]中、nは0または1であり、mは0または正の整数であり、qは0または1であり、R1〜R18およびRa、Rbは、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子および炭化水素基よりなる群から選ばれる原子もしくは基を表し、R15〜R18は、互いに結合して単環または多環を形成していてもよく、かつ該単環または多環が二重結合を有していてもよく、また、R15とR16とで、またはR17とR18とでアルキリデン基を形成していてもよい];【化2】・・・[II][上記式[II]中、pおよびqは0または正の整数であり、mおよびnは0、1または2であり、R1〜R19は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭化水素基またはアルコキシ基であり、R9またはR10が結合している炭素原子と、R13が結合している炭素原子またはR11が結合している炭素原子とは直接あるいは炭素原子数1〜3のアルキレン基を介して結合していてもよく、また、n=m=0のときR15とR12またはR15とR19とは互いに結合して単環または多環の芳香族環を形成していてもよい]。
IPC (2件):
C08L 23/00 LCM ,  C08L 51/06 LLE

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