特許
J-GLOBAL ID:200903007217041309

電磁力を応用した溶融金属の連続鋳造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石川 泰男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-017529
公開番号(公開出願番号):特開平11-216544
出願日: 1998年01月29日
公開日(公表日): 1999年08月10日
要約:
【要約】【課題】 メニスカス部分にその側面から適切な高周波電磁場を印加して、オシレーションマークや湯しわ等の鋳片の表面欠陥の発生を抑制する。【解決手段】 鉛直方向のスリット6を壁にもつ水冷式振動鋳型5を用い、鋳型の外周に電磁コイル3を設置し、これにより鋳型内部の溶融金属7のメニスカス部分に対して(1)式を満たす高周波電磁場を、鋳造時間に対して連続的に又は間欠的に印加しつつ下方に鋳片を引き抜く。但し、NS期にのみ印加する方法は除く。0.0060+0.00057 δ≦BZ ≦0.0330+0.0014δ--(1) 。BZ :メニスカス相当位置での空芯時の鉛直方向の磁束密度(Tesla )、δ=1000×{2 /(ω×σ×μ)}1/2 、但し、δ:溶融金属の表皮深さ(mm)、ω:磁場の角周波数(Hz)、σ:溶鋼の透磁率(H/m)、μ:溶鋼の電気伝導率(1/Ωm)。
請求項(抜粋):
水冷機構を有し、上部に相当する一部分又は全体に鉛直方向のスリットを有する連続鋳造用振動鋳型を用い、前記鋳型の外周に電磁コイルを設置し、こうして設置された前記電磁コイルにより、前記鋳型内部の溶融金属のメニスカス部分に対して当該メニスカス部分の側面方向から高周波電磁場を、前記溶融金属の鋳造時間に対し間欠的に印加しつつ前記溶融金属を凝固させ、こうして凝固した鋳片を下方に引き抜く溶融金属の連続鋳造方法において、前記高周波電磁場の前記間欠的印加方法は、前記鋳片の引抜き速度が前記鋳型の振動速度よりも大きい時間域であるネガティブストリップ期の全期間にのみ印加する方法、及び、前記ネガティブストリップ期の一部期間にのみ印加する方法を含まないものであり、そして、前記鋳型内壁の前記メニスカス相当位置における空芯時の鉛直方向の磁束密度BZ (Tesla )が、下記(1)式の範囲内に入る条件下で、前記高周波磁界を印加することを特徴とする、電磁力を応用した溶融金属の連続鋳造方法。0.0060+0.00057×δ≦BZ ≦0.0330+0.0014×δ ----------------(1)ここで、(1)式のδは、δ=1000×{2/(ω×σ×μ)}1/2ただし、δ:表皮深さ(mm)ω:磁場の角周波数(Hz)σ:溶鋼の透磁率(H/m)μ:溶鋼の電気伝導率(1/Ωm)である。
IPC (3件):
B22D 11/10 350 ,  B22D 11/04 315 ,  B22D 11/07
FI (3件):
B22D 11/10 350 Z ,  B22D 11/04 315 A ,  B22D 11/07
引用特許:
審査官引用 (5件)
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