特許
J-GLOBAL ID:200903007223053920

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-198830
公開番号(公開出願番号):特開平8-326512
出願日: 1995年08月03日
公開日(公表日): 1996年12月10日
要約:
【要約】【課題】 可変バルブタイミング機構の最変位状態において、スプライン噛合部分、及びスリーブとプーリの当接部からの異音の発生を抑制し、また、次回制御時における応答性に優れる内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供する。【解決手段】 ECU50はエンジン1の運転状態に応じてオイルコントロールバルブ41を制御することにより、可変バルブタイミング機構30を変位させて吸気バルブ12の開閉タイミングを調節する。ECU50はVVT30のVVTスプール35が最遅角位置に変位された場合、遅角側圧力室37の油圧を進角側圧力室36の油圧より高くする。さらに、ECU50は、エンジン回転数NEが低い時には両圧力室36、37間の圧力差を小さくして次回制御時の応答性を確保するとともに、回転数NEが高くなるにつれて両圧力室36、37間の圧力差を大きくして、スプライン噛合部分の歯打ちに起因する異音発生を防止する。
請求項(抜粋):
内外周面にスプラインを有し、その少なくとも一方がヘリカルスプラインであるスプールを、内燃機関の回転に同期して回転される回転体とバルブ駆動用のカムシャフトとの間に介在させて回転体とカムシャフトとを連結するとともに、同スプールと回転体との間に進角側及び遅角側圧力室を形成した可変バルブタイミング機構と、同可変バルブタイミング機構は、進角側及び遅角側圧力室に作動油が供給されることによりスプールがカムシャフトの軸線方向に移動され、回転体とカムシャフトとの相対回転位相を変化させて内燃機関の吸気側或いは排気側バルブの少なくとも一方の開閉時期を変更させることと、油圧発生手段からの作動油の油圧を調節して前記進角側及び遅角側圧力室へ供給する作動油圧調節手段と、内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、同運転状態検出手段により検出された内燃機関の運転状態に基づいて作動油圧調節手段を制御するバルブタイミング制御手段と、内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段とからなり、前記バルブタイミング制御手段は、スプールを最変位位置に保持する場合、前記進角側及び遅角側圧力室のいずれか一方の圧力室に供給される作動油の油圧を、他方の圧力室に供給される作動油の油圧以上とするとともに、回転数検出手段による検出値が低回転数の時には高回転数の時と比較して、前記一方の圧力室に供給される作動油の油圧と、前記他方の圧力室に供給される作動油の油圧の圧力差を小さくするよう前記作動油圧調節手段を制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置。
IPC (4件):
F01L 1/34 ,  F02D 13/02 ,  F02D 45/00 320 ,  F16H 55/18
FI (5件):
F01L 1/34 Z ,  F01L 1/34 C ,  F02D 13/02 G ,  F02D 45/00 320 Z ,  F16H 55/18

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