特許
J-GLOBAL ID:200903007278851273

ダンパー制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-302897
公開番号(公開出願番号):特開平5-141474
出願日: 1991年11月19日
公開日(公表日): 1993年06月08日
要約:
【要約】【目的】アクティブダイナミックダンパーにおける摩擦の影響を、アクチュエータに発生させる作用力を調節することで軽減することを目的とする。【構成】振動体1の加速度a2 に補助質量2の質量mを乗じて得られる慣性力(符号はマイナス)と加算器15からの状態フィードバック量uとを加算器17で加算し、理想状態で補助質量2に作用する外力を求める。この外力を除算器18にてmで除して補助質量2の相対加速度a1 ′を求め、積分器19,20で順次積分して補助質量2の相対速度計算値v1 ′,相対変位計算値x1 ′を求める。値x1 ′と補助質量2の変位x1 の差,値v1 ′と補助質量2の速度v1 の差を減算器21,22で計算して誤差e,ev を求め、乗算器23,24でKP ,Kd 倍した値を加算器25で加えて修正量ec を求め、更に加算器26で状態フィードバック量uを加えた値をアクチュエータに作用させる力とする。
請求項(抜粋):
振動体に対して相対運動可能に補助質量を取り付け、前記補助質量と振動体の間に力を作用させるアクチュエータを配するアクティブダイナミックダンパーの制御装置において、前記振動体の変位と速度及び前記補助質量の振動体に対する相対変位と相対速度の1次結合を計算して状態フィードバック量を算出する第1の計算手段と、前記第1の計算手段により算出された前記状態フィードバック量と、前記振動体の加速度に前記補助質量の質量を乗じて得られる慣性力とを加算し、その加算値の示す力により駆動される質点の運動を計算し、前記質点の変位と速度を求める第2の計算手段と、前記第2の計算手段によって求められた前記質点の変位と前記補助質量の変位との差である変位誤差と、前記第2の計算手段によって求められた前記質点の速度と前記補助質量の速度との差である速度誤差をもとに、摩擦により前記補助質量の動きが理想状態からずれた場合の修正量を算出する第3の計算手段と、前記第3の計算手段により算出された前記修正量と前記第1の計算手段により算出された前記状態フィードバック量とを加算する第4の計算手段とを具備し、前記第4の計算手段の加算結果を前記アクチュエータに発生させる力とすることを特徴とするアクティブダイナミックダンパーの制御装置。
IPC (4件):
F16F 15/02 ,  E04H 9/02 341 ,  G05D 15/01 ,  G05D 19/02

前のページに戻る