特許
J-GLOBAL ID:200903007296889270

ゴミ焼却炉の給塵速度制御方法及びゴミ焼却炉

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 北村 修一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-264012
公開番号(公開出願番号):特開平11-101421
出願日: 1997年09月29日
公開日(公表日): 1999年04月13日
要約:
【要約】【課題】 投入されたゴミを搬送しながら焼却処理する火炉Fにおける発生熱により蒸気を発生する廃熱ボイラ2を備え、発生熱量を所定範囲内に維持すべく給塵機構7による火炉Fへの単位時間当たりのゴミ投入量(Gr)を制御するゴミ焼却炉の制御に対する逆応答を防止して炉内の発熱量をさらに安定化させる。【解決手段】 煙道4の下流側における排ガス中の酸素濃度と、供給された空気量とから、火炉Fに投入されたゴミの燃焼に要する理論空気量(At)を演算導出し、火炉Fにおけるゴミの燃焼に基づき演算導出した発生熱量(Qo)と理論空気量(At)とを基に、炉内ゴミの低位発熱量(Hu)を演算導出し、火炉における目標発生熱量(Qs)と低位発熱量(Hu)とに基づき、火炉Fへの単位時間当たりのゴミ投入量(Gr)を設定し、設定したゴミ投入量(Gr)に基づき給塵機構7の給塵動作を制御するように構成してある。
請求項(抜粋):
投入されたゴミを搬送しながら焼却処理する火炉(F)における発生熱により蒸気を発生する廃熱ボイラ(2)を備え、前記火炉(F)における発生熱量(Qo)を所定範囲内に維持すべく、給塵機構(7)による前記火炉(F)への単位時間当たりのゴミ投入量(Gr)を制御するゴミ焼却炉の給塵速度制御方法であって、炉内のゴミの燃焼に要する理論空気量(At)を、前記火炉(F)からの燃焼排ガスを導く煙道(4)の下流側における排ガス中の酸素濃度(Po)と、前記火炉(F)に供給された空気量(Fa)とから求め、予め前記理論空気量(At)と炉内ゴミの低位発熱量(Hu)とに関するAt = a1 × Hu + a2(但し、a1,a2 は夫々実測値に基づき設定される定数)とする経験式を求めておき、前記低位発熱量(Hu)を、プロセスデータから求められる前記火炉(F)におけるゴミの燃焼に基づく発生熱量(Qo)と、前記理論空気量(At)とに基づくHu = b1 × Qo / ( At - b2 × Qo )(但し、b1,b2 は夫々設定される定数)として定められる関係式に基づいて求めて、前記ゴミ投入量(Gr)を、前記火炉における目標発生熱量(Qs)と前記求めた低位発熱量(Hu)とに基づき、Gr = Qs / Huとして求めて前記給塵機構(7)を制御するゴミ焼却炉の給塵速度制御方法。
引用特許:
出願人引用 (1件)

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