特許
J-GLOBAL ID:200903007298387166

スクロール式流体機械

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-325178
公開番号(公開出願番号):特開平9-144674
出願日: 1995年11月20日
公開日(公表日): 1997年06月03日
要約:
【要約】【課題】 旋回スクロールおよび固定スクロールのラップ部表面の加工誤差を簡単に補正し、圧縮性能を十分に高めることができるようにする。【解決手段】 旋回スクロール10のラップ部11Bと固定スクロール6のラップ部6Cとにそれぞれ所定の厚さ寸法を有した軟質の各表面被覆層を形成する。そして、駆動軸7と旋回スクロール10との間には旋回半径可変機構18を設けることにより、運転の初期段階では旋回スクロール10の旋回半径を徐々に大きくして、各表面被覆層を互いに積極的に摩耗させるようにする。また、駆動軸7と旋回スクロール10との間には、ストッパ23を設けることによって、可変クランク19の駆動軸7に対する回転角度を予め決められた回転角度に規制し、旋回スクロール10の旋回半径が大きくなって各表面被覆層が過剰に摩耗してしまうのを防止する。
請求項(抜粋):
ケーシングと、該ケーシングに一体的に設けられ、鏡板に渦巻き状のラップ部が立設された固定スクロールと、基端側が前記ケーシングに回転可能に支持され先端側が前記ケーシング内に伸長した駆動軸と、該駆動軸の先端側に旋回可能に設けられ、鏡板に該固定スクロールのラップ部と重なり合って複数の圧縮室を画成する渦巻き状のラップ部が立設された旋回スクロールとからなるスクロール式流体機械において、前記旋回スクロールと固定スクロールとのラップ部のうち少なくとも一方のラップ部には、該ラップ部よりも軟質の材料からなる表面被覆層を形成し、前記駆動軸の先端側と旋回スクロールとの間には、該旋回スクロールの旋回半径を可変とする旋回半径可変機構を設け、かつ該旋回半径可変機構には、前記旋回スクロールの旋回半径可変量を前記表面被覆層の厚みよりも小さく規制するストッパを設けたことを特徴とするスクロール式流体機械。
IPC (3件):
F04C 18/02 311 ,  F04C 18/02 ,  F04C 29/04
FI (3件):
F04C 18/02 311 S ,  F04C 18/02 311 N ,  F04C 29/04 E

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