特許
J-GLOBAL ID:200903007304282908

薄膜磁気ヘッド

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野▲崎▼ 照夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-118349
公開番号(公開出願番号):特開平10-312513
出願日: 1997年05月08日
公開日(公表日): 1998年11月24日
要約:
【要約】【課題】 従来では、シールド層に異方性分散が発生しており、この異方性分散により薄膜磁気ヘッド全体のヒステリシスが膨らみ、保持力が大きくなっていた。従って、磁気抵抗効果を有するMR層及びシールド層の記録媒体に対して垂直方向における磁気的な可逆性が悪化し、バルクハウゼンノイズが発生し、磁気抵抗効果素子層の出力信号の信頼性が低下していた。【解決手段】 シールド層1,7の両側に永久磁石製のハード膜12,13が形成され、これにより、前記シールド層1,7の磁化が容易軸方向(X方向)に揃えられ単磁区化される。従って前記シールド層1,7には異方性分散が発生せず、薄膜磁気ヘッド全体のヒステリシスがなくなり、保磁力が非常に小さくなり、シールド層1,7の紙面垂直方向における磁気的な可逆性が良好となる。よって磁気抵抗効果素子層3の再生出力信号の信頼性は向上する。
請求項(抜粋):
下部シールド層の上に下部ギャップ層を介して形成された磁気抵抗効果素子層と、この磁気抵抗効果素子層にバイアス磁界を与えるハードバイアス層と、前記磁気抵抗効果素子層に検出電流を与える主電極層と、前記主電極層の上に上部ギャップ層を介して形成された上部シールド層とを有する薄膜磁気ヘッドにおいて、少なくとも一方のシールド層の両側には、永久磁石製のハード膜が形成されていることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。

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