特許
J-GLOBAL ID:200903007323917973

韻律制御方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-172990
公開番号(公開出願番号):特開平8-036398
出願日: 1994年07月26日
公開日(公表日): 1996年02月06日
要約:
【要約】【目的】 音韻環境等の質的変量に基いて規則音声合成を行う際に、少ない質的変量でも人間に近い高品質な音声合成ができる韻律制御を実現する。【構成】 あるモーラのピッチパターンの基本周波数制御に多変量解析の数量化I類を適用することで、そのモーラのピッチパターンを細かく制御可能とする。その際の数量化計算式のカテゴリ数量を分析部2で予め計算する場合に、当該モーラ、先行モーラ、後続モーラで記述したアクセントパターン等の偏相関係数の高いアイテム(質的変量)を用いる。合成部3にて韻律制御を行う際には、そのカテゴリ数量を用いた数量化計算式で音声合成対象の音韻記号列の各モーラにおける各ピッチ点の基本周波数を逐次計算する。以上により、少ないアイテム数およびカテゴリ(各アイテムの分類)数から、人間に近い高品質な音声の基本周波数パターンを表現可能とする。
請求項(抜粋):
多変量解析の数量化手法を適用した分析学習手段を用い、先行モーラ、当該モーラ、後続モーラで記述したアクセントパターンと、語頭からのモーラ位置、語尾からのモーラ位置、当該モーラ内のピッチ点位置、長音フラグ、促音フラグのうち1以上とをアイテムとする学習用入力データから前記アイテムとそのカテゴリを変量としてモーラの各ピッチ点の基本周波数を数量化するために前記アイテムの各カテゴリについて数量化計算式の係数であるカテゴリ数量を算出し、音声合成対象の音韻記号列の各モーラの前記アイテムのカテゴリを求めて当該カテゴリについて前記算出したカテゴリ数量を用いた数量化計算式からの当該モーラの各ピッチ点の基本周波数を逐次計算する計算手段を基本周波数の推定手段として用い、該計算した基本周波数を音声合成に用いることを特徴とする韻律制御方式。
IPC (2件):
G10L 5/04 ,  G10L 3/00

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