特許
J-GLOBAL ID:200903007333737000

中空翼の製造方法及びその方法により製造された中空翼

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大浜 博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-270901
公開番号(公開出願番号):特開平10-122195
出願日: 1996年10月14日
公開日(公表日): 1998年05月12日
要約:
【要約】【課題】 翼表面の平滑度を維持しつつ、外部からの目視により接合加工の有無を効率的に且つ確実に検査し得るような中空翼、及びその製造方法を提案せんとするものである。【解決手段】 第1翼体2と第2翼体3の射出成形時に該第1翼体2と第2翼体3の表面にそれぞれ凸部23,32を設けておき、超音波接合装置による接合に際しては、該超音波接合装置のホーン16を上記各凸部23,32相互間に跨がらせてこれらの頂面に同時に押圧接触させた状態で上記超音波接合装置を作動させ、上記第1翼体2と第2翼体3との衝合方向に略直交する方向に延びる該第1翼体2と第2翼体3の衝合面で且つ上記ホーン16に対してその押圧方向において対応する部位を溶融接合するとともに、上記各凸部23,32を溶融させながら押圧変形させてその溶融樹脂を上記第1翼体2と第2翼体3との間の隙間10内に侵入させて該第1翼体2と第2翼体3とを接合する。
請求項(抜粋):
共に射出成形された樹脂製の第1翼体と第2翼体とを衝合合体させ且つこれら両者を超音波接合装置を使用して溶融接合させることでその内部に空洞部をもつ中空翼を製造するようにした中空翼の製造方法であって、上記第1翼体と第2翼体の射出成形時に、該第1翼体と第2翼体の表面で且つこれら両者を衝合合体させた時に相互に近接対向する部位に該第1翼体及び第2翼体の表面からそれぞれ隆起する凸部を設けておき、上記超音波接合装置による接合に際しては、上記超音波接合装置のホーンを上記各凸部相互間に跨がらせてこれらの頂面に同時に押圧接触させた状態で上記超音波接合装置を作動させ、上記第1翼体と第2翼体との衝合方向に略直交する方向に延びる該第1翼体と第2翼体の衝合面で且つ上記ホーンに対してその押圧方向において対応する部位を溶融接合するとともに、上記各凸部を溶融させながら押圧変形させてその溶融樹脂を上記第1翼体と第2翼体との間の隙間内に侵入させて該第1翼体と第2翼体とをブリッジ状に接合することで、上記第1翼体と第2翼体とを一体化して上記中空翼を得ることを特徴とする中空翼の製造方法。
FI (3件):
F04D 29/38 G ,  F04D 29/38 A ,  F04D 29/38 D

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