特許
J-GLOBAL ID:200903007340096037

粒状担体を用いた生物濾過方法及び汚水浄化槽

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 邦彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-113881
公開番号(公開出願番号):特開平5-309382
出願日: 1992年05月07日
公開日(公表日): 1993年11月22日
要約:
【要約】【目的】 生物濾過方法及び汚水浄化槽において、充填床に多孔質を有する粒状体を用い、その充填床を反応ゾーンと濾過ゾーンに分け高度な処理水を得る。【構成】 嫌気濾床槽、脱窒素槽、生物濾過槽、処理水槽、消毒槽を一体形にした汚水浄化槽であって、生物濾過槽に粒状担体を収納して生物濾過層を形成し、生物濾過層を上下2区画に分け、上区画を好気的生物分解を主とする反応ゾーンを、また下区画を物理的濾過を主とする濾過ゾーンを構成する。生物濾過槽では被処理水が上部から導入され、上区画下部から挿入された空気と向流接触しながら処理される。また、生物濾過槽の洗浄は、処理水を洗浄水として槽底部より導入し、かつ下区画の底部から挿入した空気によつて行ない、上下区画境界部より排出させる。洗浄水は嫌気濾床槽へ移送する。
請求項(抜粋):
被処理水を浸漬状態にある担体床に下向流で通過させ、担体床下部より散気を行いこの過程で好気的生物分解と物理的濾過作用を伴って浄化を行う生物濾過方法において、粒状物を担体床とする生物濾過槽とし、該生物濾過槽を上下二つの区画に分け、上区画の下部に被処理水及び洗浄水は通すが粒状物は通さない多孔部材を設けるとともに下区画の下部にも被処理水及び洗浄水は通すが粒状物は通さない多孔部材を設け、上区画及び下区画の多孔部材下方に空気を吐出する散気部材を設け、通常の処理工程は被処理水を上区画の上側から流入させ、上区画の散気部材から散気を行なつて上区画で主に有機物の分解と粒子の除去を行い、次ぎに下区画で主に粒子の除去を行なわせ、その後、下区画の下側から処理水を排出させてなり、洗浄工程は下区画の下側の散気部材から洗浄時のみ散気を行ない、両区画を仕切る多孔部材の下側で該槽内の処理水を通過させ且つ下区画の粒状物は通さない多孔部材を設け、該多孔部材と両区画を仕切る多孔部材との間から槽内処理水を槽外へ洗浄廃水として引き抜くようにしたことを特徴とする粒状担体を用いた生物濾過方法。
IPC (3件):
C02F 3/06 ,  C02F 3/00 ,  C02F 3/10

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