特許
J-GLOBAL ID:200903007366051619

ポリビニルアセタール樹脂の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-222849
公開番号(公開出願番号):特開平5-059117
出願日: 1991年09月03日
公開日(公表日): 1993年03月09日
要約:
【要約】【目的】 合わせガラス用中間膜の原料樹脂として用いる場合に、膜同志が密着せず、ガラスとの熱圧着の際の流動性がよく、膜のカットが円滑になし得るポリビニルブチラール樹脂を得る。【構成】 ループ状反応器10内に、ポリビニルアルコール水溶液とブチルアルデヒドと混合した反応液を流速度4m/秒で循環させながら85°Cで予備反応させる。次いで、この予備反応液を槽状反応器2内に導入し攪拌しながら85°Cで熟成反応させる。この場合、塩酸触媒により反応液のpHを1.45とし、ブチルアルデヒドの仕込み量を目的のブチラール化度(65.2 モル%) を得るに必要な理論量の5.27%増しとし、ループ状反応器10内を循環する反応液の平均滞留時間を4分とし、槽状反応器2内での熟成反応時間を4時間とする。
請求項(抜粋):
ポリビニルアルコール水溶液とアルデヒドとをループ状反応器内で循環させながら50〜95°Cで予備反応させ、次いで槽状反応器内で攪拌しながら60〜100 °Cで熟成反応させることにより、ポリビニルアセタール樹脂を製造する方法において、酸触媒により反応液のpHを1.0 〜1.45とすること、アルデヒドの仕込み量を目的のアセタール化度を得るに必要な理論量の3〜15%増しとすること、ループ状反応器内を循環する反応液の平均滞留時間を4〜8分とすること、及び槽状反応器内での熟成反応時間を3〜6時間とすることを特徴とするポリビニルアセタール樹脂の製造方法。

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