特許
J-GLOBAL ID:200903007409129331

プレターゲティング方法及び化合物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 塩澤 寿夫 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-516363
公開番号(公開出願番号):特表平9-506594
出願日: 1994年12月07日
公開日(公表日): 1997年06月30日
要約:
【要約】診断及び治療薬剤のターゲットデリバリーに関係する方法、化合物、組成物及びキットを開示する。
請求項(抜粋):
1 哺乳類レシピエント内のターゲット細胞部位における高毒性活性薬剤の局在化を増加させる方法であって、 ターゲット部分とリガンド-アンチリガンド結合対の1員とを含む第1の包合体をレシピエントに投与し、 次いでこのレシピエントに、パリトキシン、トリコテセン、シュウドモナス(Pseudomonas)菌体外毒素、腫瘍壊疽因子、インターロイキン2、形質転換成長因子β、インターロイキン4、インターロイキン10、インターフェロン-γ、インターフェロン-α、顆粒球マクロファージ-コロニー刺激因子、及び顆粒球-コロニー刺激因子からなる群から選ばれる高毒性活性薬剤とリガンド-アンチリガンド結合対の1員とを含む第2の包合体を投与する(但し、この第2の包合体の結合対の一員は第1の包合体のそれと相補的である)ことを含む方法。2 さらに前記レシピエントに、循環する第1の抱合体を肝細胞レセプターに向かわせることができるクリアリング剤を投与し、それにより、循環する第1の抱合体の量を第2の抱合体の投与前に減少させる請求項1の方法。3 第1の抱合体がアンチリガンドを含み、かつ第2の抱合体がリガンドを含む請求項1の方法。4 第1の抱合体がストレプトアビジンを含み、かつ第2の抱合体がビオチンを含む請求項3の方法。5 第1の抱合体の投与前、投与と同時にまたは投与に次いで、レシピエントの内因性のビオチンのレベルを減少させることをさらに含む請求項4の方法。6 第1の抱合体がリガンドを含み、かつ第2の抱合体がアンチリガンドを含む請求項1の方法。7 第1の抱合体がビオチンを含み、かつ第2の抱合体がストレプトアビジンを含む請求項6の方法。8 ターゲット部分がモノクローナル抗体又はその抗原認識フラグメントであって、前記フラグメントがNR-LU-10抗体により認識される抗原と反応性を有する請求項1の方法。9 哺乳類レシピエント内のターゲット細胞部位における活性薬剤の局在化を増加させる方法であって、 交差反応性の第1のパターンを有する第1の抗体種とリガンド-アンチリガンド結合対の1員とを含む第1のターゲッティング部分包合体をレシピエントに投与し、 次いでこのレシピエントに、1つ以上の追加のターゲッティング部分包合体、そのような追加の包合体はそれぞれ(1)第1の抗体種と異なり、かつお互いに異なる抗体種(そのような各追加の抱合体はお互いに交差反応性の第1のパターンが実質的に重複せず、かつ第1のパターンの交差反応性とも実質的に重複しない)と(2)第1の抱合体に含まれるリガンド-アンチリガンド結合対の1員とを含む、を投与し、かつ 次いでこのレシピエントに、活性薬剤とリガンド-アンチリガンド結合対の1員とを含む活性薬剤包合体を投与する(但し、この活性薬剤包合体の結合対の一員は第1の包合体のそれと相補的である)ことを含む方法。10 さらに前記レシピエントに、1つ以上の第1のターゲッティング部分抱合体を肝細胞レセプターに向かわせることができるクリアリング剤を投与し、それにより、循環するターゲッティング部分抱合体の量を活性薬剤抱合体の投与前に減少させる請求項9の方法。11 第1の抱合体がアンチリガンドを含み、かつ第2の抱合体がリガンドを含む請求項9の方法。12 第1の抱合体がストレプトアビジンを含み、かつ第2の抱合体がビオチンを含む請求項11の方法。13 第1ターゲッティング部分抱合体の投与前、投与と同時にまたは投与に次いで、レシピェントの内因性のビオチンのレベルを減少させることをさらに含む請求項12の方法。14 第1の抱合体がリガンドを含み、かつ第2の抱合体がアンチリガンドを含む請求項9の方法。15 第1の抱合体がビオチンを含み、かつ第2の抱合体がストレプトアビジンを含む請求項14の方法。16 ターゲット部分がモノクローナル抗体又はその抗原認識フラグメントであって、前記フラグメントがNR-LU-10抗体により認識される抗原と反応性を有する請求項10の方法。17 哺乳類レシピエント内のターゲット細胞部位における感光性活性薬剤の局在化を増加させる方法であって、 ターゲット部分とリガンド-アンチリガンド結合対の1員とを含む第1の包合体をレシピエントに投与し(但し、第1の包合体はターゲット部位に局在化する)、かつ 次いでこのレシピエントに、感光性活性薬剤とリガンド-アンチリガンド結合対の1員とを含む第2の包合体に投与する(但し、この第2の包合体の結合対の一員は第1の包合体のそれと相補的であり、かつ感光性活性薬剤または第2の包合体はそれらの迅速なレシピエントからの腎臓クリアランスを誘発するために化学的に修飾されている)ことを含む方法。18 感光性活性薬剤が約600 〜約800nm の範囲の波長で光を吸収する請求項17の方法。19 感光性活性薬剤が600 〜700nm に強い吸収帯を有するポルフィリン誘導体、アルミニウムまたは亜鉛とキレートしたフタロシアニン、ポルフィリンのエーテル/エステル誘導体、クロリン類、プルプリン類、及びベンゾポルフィリン誘導体からなる群から選ばれる請求項17の方法。20 感光性活性薬剤がクロリンである請求項19の方法。21 さらに前記レシピエントに、循環する第1の抱合体を肝細胞レセプターに向かわせることができるクリアリング剤を投与し、それにより、循環する第1の抱合体の量を第2の抱合体の投与前に減少させる請求項17の方法。22 第1の抱合体がアンチリガンドを含み、かつ第2の抱合体がリガンドを含む請求項17の方法。23 第1の抱合体がストレプトアビジンを含み、かつ第2の抱合体がビオチンを含む請求項22の方法。24 第1ターゲッティング部分抱合体の投与前、投与と同時にまたは投与に次いで、レシピエントの内因性のビオチンのレベルを減少させることをさらに含む請求項23の方法。25 第1の抱合体がリガンドを含み、かつ第2の抱合体がアンチリガンドを含む請求項17の方法。26 第1の抱合体がビオチンを含み、かつ第2の抱合体がストレプトアビジンを含む請求項25の方法。27 ターゲット部分がモノクローナル抗体又はその抗原認識フラグメントであって、前記フラグメントがNR-LU-10抗体により認識される抗原と反応性を有する請求項17の方法。28 リガンドまたはアンチリガンドと結合したターゲッティング部分を含む抱合体の投与、及び第1の抱合体に含まれるリガンドまたはアンチリガンドと結合し、かつ活性薬剤と直接又は間接に結合するリガンドまたはアンチリガンドを含む第2の抱合体を同時に又は次いで投与することを含む改良された治療方法であって、 前記改良が、第1又は第2の抱合体に含まれる少なくともリガンド、アンチリガンド、ターゲッティング部分または活性薬剤への1つ以上のポリアルキレングリコール残基の結合を含む方法。29 第1又は第2の抱合体がポリアルキレングリコール誘導化ストレプトアビジンまたはアビジンを含む請求項28の方法。30 前記ポリアルキレングリコールが1 〜20の炭素原子を含む請求項28の方法。31 前記ポリアルキレングリコールがポリエチレングリコールを含む請求項30の方法。32 前記ポリアルキレングリコール残基がアビジン又はストレプトアビジン分子に含まれるビオチン結合部位の保護の後に結合される請求項28の方法。33 前記保護をアビジン又はストレプトアビジン分子とビオチン結合部位に可逆的に結合する分子との反応により行う請求項32の方法。34 前記分子がイミノビオチンである請求項33の方法。35 ポリアルキレングリコール誘導化ストレプトアビジン若しくはアビジン分子または天然ストレプトアビジン若しくはアビジン分子より弱い免疫原性を示し、かつビオチン結合能力を保持している前記誘導化アビジン若しくはストレプトアビジン分子を含む抱合体。36 前記ポリアルキレングリコールが1 〜20の炭素原子を含む請求項35の誘導化ストレプトアビジンまたはアビジン。37 前記ポリアルキレングリコールがポリエチレングリコールを含む請求項35の誘導化ストレプトアビジンまたはアビジン。38 血栓溶解治療の改善された方法であって、(i) 血栓に対するターゲッティングのために提供されるターゲッティング部分に直接または間接的に結合するリガンドまたはアンチリガンドを含む第1のプレターゲッティング抱合体を投与し、かつ(ii)第1の抱合体中のリガンドまたはアンチリガンドと相補的なリガンドまたはアンチリガンドと直接または間接的に結合する血栓溶解薬剤を含む第1の抱合体と特異的に結合する第2の抱合体の治療有効量を投与することを含む方法。39 前記方法が第1または第2の抱合体のいずれかと生体内(in vivo)複合化できるクリアランス指向部分の投与も含む請求項11の方法。40 ターゲッティング部分がアネキシン(活性化血小板と結合する抗体である)またはアンチフィブリン抗体である請求項38の方法。41 血栓溶解薬剤がt-PAウロキナーゼ、ストレプトキナーゼ、またはそれらのハイブリッド、誘導体若しくは突然変異体である請求項38の方法。42 クリアランス指向部分がさらにヘキソース残基を含む請求項39の方法。43 クリアランス指向部分がガラクトース残基を含む請求項42の方法。44 ターゲット生体内(in vivo)部位でのシトキンのより効果的な利用を提供する方法であって、(i) ターゲット細胞に対する(ターゲッティング部分)-(リガンドまたはアンチリガンド)-(アンチリガンドまたはリガンド)-シトキン複合体の特異的結合を生じる1つ以上の部分を投与し、かつ(ii)次いで、ターゲット部位における遊離のシトキンの解離の用意をするに十分な量のリガンドまたはアンチリガンドを投与する方法。45 シトキンがインターフェロン、インターロイキン、コロニー刺激因子及び腫瘍壊疽因子から選ばれる請求項44の方法。46 シトキンが腫瘍壊疽因子である請求項45の方法。47 複合体に含まれるリガンドがビオチンまたは低親和性ビオチンアナログであり、かつアンチリガンドがアビジンまたはストレプトアビジンであり、かつ解離がビオチンまたは低親和性ビオチンアナログの投与により行われる請求項45の方法。48 段階(i)がシトキン治療を必要とする患者に前記複合体を投与することにより行われる請求項45の方法。49 (i) (リガンドまたはアンチリガンド)-ターゲッティング部分包合体を含む第1の包合体を投与し、かつ(ii)(リガンドまたはアンチリガンド)-放射性キレート包合体を含む第2の包合体の治療効果量を投与する方法であって、放射性キレート及びリガンドまたはアンチリガンドが開裂可能なリンカーにより分離されている放射性免疫治療方法。50 リンカーが塩基性条件下で開裂可能である請求項49の方法。51 リンカーが開裂可能エステルを含む請求項49の方法。52 開裂可能エステルがコハク酸セリルまたはアルキルエステルである請求項49の方法。53 ビオチンアミド-N-メチルグリシル-セリル-O-スクシンアミド-ベンジルDOTA。
IPC (18件):
A61K 38/00 ADU ,  A61K 38/21 ABA ,  A61K 38/22 ABL ,  A61K 38/27 ABG ,  A61K 38/48 AAB ,  A61K 39/395 ,  A61K 45/00 ABC ,  A61K 45/05 AGB ,  A61K 45/08 ACB ,  A61K 47/48 ,  A61K 48/00 ABS ,  A61K 49/00 ,  A61K 51/00 ADP ,  C07D495/04 103 ,  C07K 14/465 ,  G01N 33/566 ,  G01N 33/15 ,  G01N 33/574
FI (18件):
A61K 37/02 ADU ,  A61K 39/395 L ,  A61K 45/00 ABC ,  A61K 45/05 AGB ,  A61K 45/08 ACB ,  A61K 47/48 Z ,  A61K 48/00 ABS ,  A61K 49/00 A ,  C07D495/04 103 ,  C07K 14/465 ,  G01N 33/566 ,  G01N 33/15 Z ,  G01N 33/574 Z ,  A61K 37/36 ABG ,  A61K 37/66 ABA G ,  A61K 37/547 AAB ,  A61K 43/00 ADP ,  A61K 37/24 ABL

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