特許
J-GLOBAL ID:200903007415500882

位置検出装置及び方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小島 高城郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-073944
公開番号(公開出願番号):特開平7-261908
出願日: 1994年03月18日
公開日(公表日): 1995年10月13日
要約:
【要約】【目的】 位置検出装置において、高速サンプリング及び高速演算処理を用いることなく、位置指示器の座標を短時間で正確に求める。【構成】 多数のループコイルを並設したセンス部1と位置指示器(入力ペン)3との電磁作用により生じた受信信号50に基づいて信号処理を行い、得られたデータ値を用いて入力ペンの座標を算出する位置検出装置である。信号処理において、1組の互いに直交関係にある位相検波信号とそのそれぞれと反転関係にある1組の位相検波信号を用い、受信信号に対して乗算及び積分からなるアナログ位相検波を行い、目的の周波数成分の実数部及び虚数部の各値を得る。その後これらのデータ値に対して所定の加減算を行うことによりアナログ位相検波部70におけるオフセット及び素子の利得差に起因する誤差を相殺し、正確なデータを得た後、精度の良い簡易な近似式を用いて座標の算出のための振幅及び位相角の計算を行う。
請求項(抜粋):
多数のループコイルを位置検出方向に並設してなるセンス部と少なくともコイルを有する位置指示器との間の電磁作用に基づいて位置指示器による指定位置の座標値等を求める位置検出装置において、前記センス部からの受信信号を受けてそれに基づいて信号処理を行う信号処理手段と、前記位置指示器の座標を算出する座標算出手段とを有し、前記信号処理手段が、互いに直交関係にある位相検波信号と該位相検波信号のそれぞれと互いに反転関係にある位相検波信号とを含む複数の位相検波信号を発生可能な位相検波信号発生部と、前記複数の位相検波信号を切替える切替部と、前記複数の位相検波信号を前記受信信号に適用してアナログ的に乗算及び積分を実行し、該受信信号中の任意の周波数成分に対応する複数の実数部の値及び虚数部の値を出力するアナログ位相検波部と、前記複数の実数部の値及び虚数部の値をデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換部と、前記複数の実数部の値及び虚数部の値に含まれるオフセット成分と利得差の双方又はいずれかを相殺すべく、該複数の実数部の値及び虚数部の値に対して所定の加算と減算の双方またはいずれかを行う第1の演算部とを具備し、前記座標算出手段が、前記第1の演算部の演算結果を用いて前記受信信号中の任意の周波数成分に対する振幅と位相角の双方又はいずれかを算出する第2の演算部を具備したことを特徴とする位置検出装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平3-147012
  • 特開昭59-151045

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