特許
J-GLOBAL ID:200903007423037806

アドレス変換方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 内原 晋
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-163249
公開番号(公開出願番号):特開平5-012125
出願日: 1991年07月04日
公開日(公表日): 1993年01月22日
要約:
【要約】【目的】 一つのプロセスが終了したときアドレス変換情報の共有ブロックが一方的に解放されることなく、仮想アドレス空間上の同一ブロックを複数のプロセスで共有できるようにして、アドレス空間の節約をはかる。【構成】 固定された長さのブロックごとに区切られた仮想アドレス空間に格納されているソフトウェアモジュールに対して、そのモジュール名と開始ブロック番号とブロック数とこのモジュールを共有するプロセスの共有数とをモジュールエントリとするモジュール情報105と、仮想アドレス空間上のブロックの番号とこのブロックの大きさに等しい実アドレス空間上のブロックの番号と仮想アドレス空間上のブロックを共有するプロセスの共有数とをアドレスエントリとするアドレス変換情報101とを有し、モジュールエントリの共有数をアドレスエントリの共有数に転写し、モジュールを使用するプロセスの増減によりモジュールエントリの共有数を増減してモジュールを使用するプロセスがなくなり共有数が0になったときアドレスエントリも消去する。実アドレスはアドレスエントリから算出する。
請求項(抜粋):
固定された長さのブロックごとに区切られた仮想アドレス空間に格納されているある一つのソフトウェアモジュールに対して、そのモジュール名とその開始ブロック番号とこのソフトウェアモジュールを共有するプロセス数とこのモジュールが占有するブロック数とを一つのモジュールエントリとし、前記仮想アドレス空間に格納されている個々のソフトウェアモジュールに対応するモジュールエントリを保持するモジュール情報管理手段と、このモジュール情報管理手段に対して、前記モジュールエントリの追加とソフトウェアモジュール名によりこのモジュール名が含まれているモジュールエントリを検索し、該当すモジュールエントリの有無を判定し、該当するモジュールエントリが存在する場合はそのモジュールエントリに対して読出し、または書込みとを行うモジュール情報制御手段と、前記仮想アドレス空間上のブロックのブロック番号とこれに対応する前記仮想アドレス空間上のブロックに等しい大きさの実アドレス空間上のブロックのブロック番号と前記仮想アドレス空間上のブロックを共有しているプロセスの数とを一つのアドレスエントリとし、このアドレスエントリを前記仮想アドレスが有する仮想アドレス空間上のブロックの数に対応して保持するアドレス変換情報管理手段と、このアドレス変換情報管理手段に対して、前記アドレスエントリを追加し、また入力された仮想アドレス空間上のブロックのブロック番号によりこのアドレス変換情報管理手段からこのブロック番号を含むアドレスエントリを検索し、該当するアドレスエントリの有無を判定し、該当するアドレスエントリが存在する場合はそのエントリに対して読出し、または書込みを行うアドレス変換制御手段と、このアドレス変換制御手段により読出されたアドレスエントリの実アドレス空間上のブロックのブロック番号と仮想アドレスとから実アドレスを求める実アドレス演算手段とを有することを特徴とするアドレス変換方式。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭63-014255
  • 特開昭61-138338

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