特許
J-GLOBAL ID:200903007427162630

磁気特性が優れた無方向性電磁鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-186612
公開番号(公開出願番号):特開平5-140647
出願日: 1991年07月25日
公開日(公表日): 1993年06月08日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、無方向性電磁鋼板(NO)の製造において、溶製段階での不純物元素の混入を防ぐことにより、鉄損が優れたNO用のスラブを提供する。【構成】 Alが多いNO高級品の場合、溶製中に耐火物中のZrはAlと置換され溶鋼中に混入する。このZrは、N,Cと化合物を形成し、微細に析出する。このため最終焼鈍時の粒成長が著しく阻害され鉄損が劣る。この弊害を防止するために、耐火物の適性選択によってZrの混入を防ぐ。Zrの量は50ppm 以下とすべきである。熱延後の工程は、焼延板焼鈍なし、熱延板焼鈍1回冷延法、2回冷延法、熱延板焼鈍2回冷延法のいずれでもよい。
請求項(抜粋):
重量%として、Si:2.0〜4.0%、 Al:0.10〜2.0%、N :≦0.0030%、 S :≦0.0030%、C :≦0.0030%、 Mn:0.1〜2.0%、P :≦0.2%、を含み、さらにTi:≦0.0050%、 Zr:≦0.0050%、Nb:≦0.005%、 V :≦0.0050%、とし、残部Feおよび不可避的不純物からなるスラブを、1300°C以下の温度域に加熱し、熱間圧延して熱延鋼帯とした後酸洗し、1回或は中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延を施して最終板厚とし次いで、仕上焼鈍を施すことを特徴とする磁気特性が優れた無方向性電磁鋼板の製造方法。
IPC (3件):
C21D 8/12 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/14

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