特許
J-GLOBAL ID:200903007454198646

油圧駆動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 春日 讓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-332406
公開番号(公開出願番号):特開平10-196604
出願日: 1997年11月17日
公開日(公表日): 1998年07月31日
要約:
【要約】【課題】ロードセンシング制御の油圧駆動装置で、エンジン回転数に応じたサチュレーション現象の改善を図り、エンジン回転数を低く設定した場合には良好な微操作性が得られるようにする。【解決手段】流量制御弁6a,6b,6cの前後差圧は圧力補償弁7a,7b,7cにより同じ値である差圧ΔPLSになるように制御され、差圧ΔPLSはポンプ容量制御装置5により目標差圧ΔPLSrefに維持される。目標差圧ΔPLSrefをエンジン1の回転数の変化によって変更するため、固定容量油圧ポンプ30の吐出路30a,30bに流量検出弁31を設け、この流量検出弁31の可変絞り31aの前後差圧ΔPpを設定変更装置32に導き、目標差圧ΔPLSrefを変更する。流量検出弁31は、可変絞り31a自身の前後差圧ΔPpに依存して可変絞り31aの開口面積を変化させ、かつ前後差圧ΔPpをエンジン1の回転数によって変化させる。
請求項(抜粋):
エンジン(1)と、このエンジンにより駆動される可変容量型の油圧ポンプと(2)、この油圧ポンプから吐出された圧油により駆動される複数のアクチュエータ(3a,3b)と、前記油圧ポンプから複数のアクチュエータに供給される圧油の流量を制御する複数の流量制御弁(6a,6b)と、前記油圧ポンプの吐出圧Psと前記複数のアクチュエータの最高負荷圧PLSとの差圧ΔPLSを設定値ΔPLSrefに維持するよう前記油圧ポンプを容量制御するポンプ容量制御手段(5,5A,5B)とを備え、このポンプ容量制御手段は前記エンジンの回転数に応じて前記ポンプ容量制御手段の設定値ΔPLSrefを変更可能になっている油圧駆動装置において、前記複数の流量制御弁(6a,6b)の前後差圧を前記差圧ΔPLSの同じ差圧に制御する複数の圧力補償弁(7a,7b)と、前記エンジン(1)の回転数を検出し、このエンジン回転数がエンジンの最低回転数側の領域にあるときは、前記差圧ΔPLSと前記複数の流量制御弁(6a,6b)のそれぞれの開口面積との積で表される複数の流量制御弁(6a,6b)の合計の最大要求流量Qvtotalが前記油圧ポンプ(2)のその時のエンジン回転数における最大吐出量Qsmaxよりも少なくなるように、前記ポンプ容量制御手段(5,5A,5B)の設定値ΔPLSrefを変更する設定変更手段(38,38A,38B)とを有することを特徴とする油圧駆動装置。
IPC (2件):
F15B 11/00 ,  G05D 7/01
FI (2件):
F15B 11/00 M ,  G05D 7/01 A

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