特許
J-GLOBAL ID:200903007482282954

ドリフト長を選択可能な飛行時間型質量分析計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 五十嵐 孝雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-060029
公開番号(公開出願番号):特開2001-312995
出願日: 2001年03月05日
公開日(公表日): 2001年11月09日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】単一反射モードおよび多重反射モードの両方において、少なくとも一次の速度集束が可能であり、追加の構成要素が従来のタイプよりも少なくて済むような、モードが切り換え可能な多重反射型飛行時間型質量分析計を提供することである。【解決手段】ドリフト領域2と、イオンパケット発生器6と、第1および第2のイオン反射器18および19と、少なくとも1つのイオンの検出器20とを有した飛行時間型質量分析器1を開示する。イオンパケットは、第1および第2のイオン反射器のあいだを行ったり来たりするように反射され、第2のイオン反射器19においてn回反射される。検出器20は、第1のイオン反射器18で反射されたが第2のイオン反射器19には入らなかったイオンパケットを、少なくとも部分的に検出するために配置される。第2のイオン反射器19における反射の回数は、軸3に対する初期方向の傾きを調整することによって選択する。
請求項(抜粋):
飛行時間型質量分析計(1)であって、軸(3)と、入口(4)と、出口(5)と有し、質量/電荷比に応じてイオンを一時的に分離するドリフト領域(2)と、イオンパケットが、イオンビームのもとの方向に対して傾いた初期方向で前記ドリフト領域(2)に入るように、静電場を断続的に印加して、前記イオンビームから前記ドリフト領域(2)の前記入口(4)に前記イオンパケットを入射させるためのイオンパケット発生器(6)と、前記出口(5)に配置された第1のイオン反射器(18)であって、前記ドリフト領域(2)を前記第1のイオン反射器(18)に向かって飛行しているイオンパケットを、前記入口(4)に向かって反射させるための第1のイオン反射器(18)と、前記第1のイオン反射器(18)の近くに配置された第2のイオン反射器(19)であって、前記ドリフト領域(2)を前記第2のイオン反射器(19)に向かって飛行しているイオンパケットを、前記ドリフト領域(2)を少なくとも部分的に通るように前記第1のイオン反射器(18)に向かって反射させることによって、前記イオンパケットを、前記第1および第2のイオン反射器のあいだで行ったり来たりするように反射させ、前記第2のイオン反射器(19)においてn回反射させる、第2のイオン反射器(19)と、前記第1のイオン反射器(18)によって反射されて前記第2のイオン反射器(19)に入らないイオンを、少なくとも部分的に検出するために配置された、少なくとも1つのイオン検出器(20)と、を備え、前記第2のイオン反射器(19)における反射の回数nは、前記初期方向の前記軸に対する傾きを調整することによって選択される、飛行時間型質量分析器。
IPC (3件):
H01J 49/40 ,  G01N 27/62 ,  H01J 49/06
FI (4件):
H01J 49/40 ,  G01N 27/62 K ,  G01N 27/62 L ,  H01J 49/06
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭57-044953
  • 特開昭62-029049

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