特許
J-GLOBAL ID:200903007492113905
分析物用の試験パック内の検体を分析する自動診断装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-249561
公開番号(公開出願番号):特開平7-191042
出願日: 1994年10月14日
公開日(公表日): 1995年07月28日
要約:
【要約】【目的】 使用が容易で信頼性が高く、しかも安全であり、分析結果の信頼性及び確認を可能にする、自動診断装置の提供。【構成】 自動診断装置100において、遠隔操作式のトラム300、302が試験すべき検体を含む試験パックを装填/排出ステーション126から回転ラック400を介して処理/試験ステーション602に、及びその逆方向に搬送する。処理ステーション602において、機械的に作動するローラ614、616、混合シュー620、622、排出ゲート組立体608、磁石136、クランプ板632及び熱シーラー626、628を備える特殊なプロセッサ600が各種の試薬によって試験パック200内の検体を処理して、分析物を検出する。回転ラック400が、培養期間中、試験パック200を保持し、検体中の分析物の存在を光で感知する光読み取り装置502を経て、試験済みの使い捨て型パックを回転させる。試験パック200、患者及び検体の識別を容易にするため、バーコード読み取り装置304、306が設けられる。
請求項(抜粋):
分析物用の試験パック内の検体を分析する自動診断装置にして、一連の試験パックを連続的に装填し且つ取り外す装填扉を有する装填ステーションを備え、前記試験パックが、所定の試験用の試薬を含む破断可能なブリスター(袋)と、反応領域と、廃棄物袋と、を有する閉じた使い捨て型パックであって、該パック内に収容された試薬及び検体を見ることが出来るよう、可撓性の透明なプラスチックから成り、光で検出可能な分析物を保持し且つ表示する読み取りセルを有する、閉じた使い捨て型パックと、該使い捨て型パックの部分と相補的な形状をし、該閉じた使い捨て型パックにかみ合い可能に係合し且つ該パックを剛性に支持する閉じた使い捨て型パックの受け入れ面を有するプラスチック製後部板を備える耐衝撃性トレーであって、前記読み取りセルと整合した窓受け入れ開口部を形成し、水平方向の溝付きの上方キャリヤ部分及び下方キャリヤ部分を有し、更に、前記閉じた使い捨て型パックに固着された柱を有する、トレーと、前記トレーの前記柱に固着され、前記読み取りセルの周りで前記閉じた使い捨て型パックに係合し、熱を伝達して、増幅を増進させる熱伝導性の板と、検体及び患者の所望の試験及び識別に対応するバーコードを有する、前記トレーに取り付けられたラベルと、を含み、更に、試験パックに付されたバーコードを走査し且つ読み取り、検体及び試験を識別すべく、前記装填ステーションに隣接する少なくとも1つのバーコード読み取り装置と、互いに関して略垂直な整列状態に整合された偏心スロットを形成し、前記トレーの前記上方及び下方キャリヤ部分を受け入れ且つ係合し、前記試験パックを直立状態に保持するため、偏ったスロットが形成された上方円盤と、偏心状にスロットが形成されたばね負荷式下方円盤とを有する、スロット付きの上方及び下方プラターを備える回転ラックであって、前記下方円盤の下方に配置され且つ該下方円盤に固着された被動歯車及び基部と、前記上方円盤及び下方円盤の間を伸長し且つこれらの円盤を接続すると共に、前記被動歯車に固着され、前記回転ラック及び前記試験パックを保持するプラターを回転させる略垂直の中心シャフトとを有する回転ラックと、前記読み取り窓に接触し、試験パックの読み取りセル内の光で検出可能な分析物を読み取り且つ検出し得るよう、前記回転ラックの基部に近接する位置にある、可動の光読み取りヘッドを備える光検出器と、試薬を自動的に押し出し且つ前記試験パック内の検体と混合させる処理ステーションと、を備え、該処理ステーションが、前記トレーに係合すると共に、前記光で検出可能な分析物を支持する前記試験パック内の金属ビーズを磁力で吸引する空気圧作動の磁石と、前記閉じた使い捨て型パック内の廃棄物袋の開閉を行う直立の排出ゲート組立体と、略垂直方向に可動のサドル組立体とを備え、該可動のサドル組立体が、閉じた使い捨て型パックの反応領域内で試薬及び検体を混合させると共に、検体の廃棄部分を有するバックグラウンド物質を閉じた使い捨て型パックの廃棄物袋まで動かす、略水平方向に往復運動するカム被動のローラを有するローラ組立体と、前記閉じた使い捨て型パックのブリスター内の試薬を操作し且つ混合すると共に、該ブリスターを破断させ、該ブリスターから試薬を前記閉じた使い捨て型パックの反応領域に押し出すシューを有する、略水平方向に往復運動するカム被動の衝撃部材を備えるミキサー組立体と、略空の試薬ブリスターを熱密封する側部シーラーと、略空の排出反応領域及び廃棄部分を有する廃棄物袋を熱密封する反応領域シーラーとを備える略水平方向に往復運動するカム被動のシーラーから成るシーラー組立体と、を備え、更に、前記処理ステーションは、該サドル組立体を略水平方向に動かし、前記ローラ、シュー及びシーラーが前記閉じた使い捨て型パックの異なる領域に接触し得るように、前記サドル組立体に作用可能に接続された直立のベルトコンベヤ組立体、を備え、当該自動診断装置は、更に、前記試験トレーを前記装填ステーションから前記回転ラックに搬送する装填搬送装置と、前記試験トレーを前記回転ラックから前記処理ステーションに搬送する処理搬送装置とを備え、前記搬送装置の各々が、上方コンベヤベルトと、下方コンベヤベルトとから成り、該ベルトが互いに略垂直の整列状態に整合された、略水平の面内を可動である一対のコンベヤベルトと、該コンベヤベルトを略水平方向に駆動し且つ回転させる、略水平方向に配置されたプーリーを有する一組みのプーリーと、前記トレーの前記スロット付きの上方キャリヤ部分に強固に係合するようガイドレールにより前記上方コンベヤベルトに取り付けられた上方ブラケット、及び前記トレーの前記下方キャリヤ部分に強固に係合するよう、前記部分により前記下方コンベヤベルトに取り付けられた下方ブラケットを有する往復動部材(シャトル)と、を備え、該往復動部材及び前記コンベヤベルトが、互いに協働して、前記試験パックを搬送し且つ該試験パックを略垂直位置に保持し得るようにしたことを特徴とする自動診断装置。
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