特許
J-GLOBAL ID:200903007593628850

遠心脱水装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 良平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-332831
公開番号(公開出願番号):特開平9-140996
出願日: 1995年11月27日
公開日(公表日): 1997年06月03日
要約:
【要約】【課題】 脱水運転時の洗濯物のアンバランスによる異常振動を防止する。【解決手段】 ドラム54は重錘60が付加されることにより偏荷重を有する。洗濯物は脱水により重量が減少するが、重錘60の重量は変化しないから、脱水前には重錘60と180°対向する位置の近辺に多くの洗濯物を配置するようにして、脱水後にバランスをとる。脱水前に、含水量の異なる洗濯物がドラム54内部で不適当に片寄って分散配置されると、脱水前と脱水後の偏荷重の位置が変化してしまうため、脱水行程の始めに、含水量の多い洗濯物が底部側に、含水量の少ない洗濯物が上部側に移動するように揺動運転を行なう。この結果、洗濯物の分散配置に際し、重錘60に180°対向する位置L2付近に重量減少の度合いの大きな洗濯物が集まる。このため脱水後にも偏荷重の位置が変化することを回避でき、バランスがとり易くなる。
請求項(抜粋):
籠状のドラム内部に衣類等の洗濯物を収容し、該ドラムを水平軸を中心に回転させることによって該洗濯物の脱水又は脱液を行なう遠心脱水装置において、a)それ自体が偏荷重を有するドラムと、b)該ドラムを回転駆動させるモータと、c)該ドラムに収容された洗濯物及び該ドラム自体が有する偏荷重を合わせた偏荷重の大きさ及び位置を検出する偏荷重検出手段と、d)該偏荷重の大きさが所定の範囲以内であり且つ該位置がドラム自体の偏荷重に略180°対向する位置の近傍であるか否かを判定する偏荷重判定手段と、e)脱水行程の初期段階において、ドラム自体の偏荷重が上方に位置する状態で該ドラムを左右に所定時間、揺動させ、次いで、該ドラム内部の洗濯物に作用する遠心力が重力に若干勝る程度の回転速度で該ドラムを回転させ、このとき前記偏荷重判定手段により偏荷重の大きさ及び位置が前記所望のとおりであると判定された場合、脱水又は脱液運転を行なうための回転速度で前記ドラムを回転させるべく前記モータを制御する回転速度制御手段と、を備えることを特徴とする遠心脱水装置。
IPC (3件):
D06F 49/04 ,  D06F 23/02 ,  D06F 33/02
FI (3件):
D06F 49/04 A ,  D06F 23/02 ,  D06F 33/02 F

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