特許
J-GLOBAL ID:200903007598095620

含フッ素エラストマーの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-059487
公開番号(公開出願番号):特開平7-173204
出願日: 1994年03月29日
公開日(公表日): 1995年07月11日
要約:
【要約】【構成】 フッ化ビニリデン単位とこれと共重合可能な少なくとも1種類の他の含フッ素モノマー単位から成る含フッ素エラストマーを懸濁重合法で製造するに際し、水性媒体100重量部に対し0.001〜3重量部の懸濁安定剤を含有する水性媒体中に、上記モノマーを分散させ、該水性媒体100重量部に対し0.001〜5重量部の油溶性有機過酸化物を、式R1-OH、R2-COO-R1又はR1-CO-R3(R1及びR3はメチル基又はtert-ブチル基、R2は水素原子、メチル基又はtert-ブチル基)のハロゲン原子を含まない水溶性炭化水素溶剤で、0.1〜75重量%の濃度に希釈した重合開始剤溶液を用い、懸濁重合を45〜70°Cの温度で行う【効果】 溶剤としてオゾン層を破壊するフロン系溶剤を一切使用せずに安全に効率良く重合反応を行え、耐熱性、耐油性、耐薬品性などに優れ、また圧縮永久歪みが小さく、金型離型性が良く、金型汚れが少ない含フッ素エラストマーが容易に得られ、未反応モノマーや溶剤を容易に回収しうる。
請求項(抜粋):
フッ化ビニリデン単位とこれと共重合可能な少なくとも1種類の他の含フッ素モノマー単位から成る含フッ素エラストマーを懸濁重合法で製造するに際し、(1)水性媒体100重量部に対して0.001〜3重量部の懸濁安定剤を含有する水性媒体中に、上記モノマーを分散させ、(2)該水性媒体100重量部に対して0.001〜5重量部の油溶性有機過酸化物を、一般式R1-OH、R2-COO-R1又はR1-CO-R3(式中のR1及びR3はメチル基又はtert-ブチル基、R2は水素原子、メチル基又はtert-ブチル基である)で表わされるハロゲン原子を含まない水溶性炭化水素溶剤で、0.1〜75重量%の濃度に希釈した重合開始剤溶液を用い、(3)懸濁重合を45〜70°Cの温度で行うことを特徴とする含フッ素エラストマーの製造方法。
IPC (4件):
C08F 2/18 MBF ,  C08F 2/18 ZAB ,  C08F 2/44 MCR ,  C08F214/18

前のページに戻る