特許
J-GLOBAL ID:200903007601268493

遮光による菌根菌の菌根形成方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-161196
公開番号(公開出願番号):特開2001-078566
出願日: 2000年04月21日
公開日(公表日): 2001年03月27日
要約:
【要約】【課題】 雑菌の侵入の少ない寄主樹アカマツの細根の集団を、あらかじめつくり、マツタケや、ロージ等の菌根菌の種菌接種好適環境を得る。【解決手段】 寄主樹アカマツの水平根(2)の周囲のAo層とA層の土壌を掘り取り、養分の少ないB層の土壌か若しくは、これに替わる鹿沼土等で埋め戻すことにより、雑菌の侵入を防ぐ。他方、水平根(2)の上の地上部に、透水性膜(6)を挟んで、発根機能の高い有機物質で構成される透水性の遮光物(5)を置く。その後遮光物(5)と、透水性膜(6)を除いて、透水性膜(6)の下にできる細根の集団(7)に、常法によりマツタケや、ロージ等の菌根菌を接種する。【効果】地上の光が遮断されるため、寄主樹アカマツの水平根(2)は、光に対する生理的反応のため、上部の遮光物(5)に向かって発根をはじめる。発生した細根は、透水性膜(6)により上方向の伸長を阻止されて鬱積し、透水性膜(6)の下に、細根の集団(7)をつくるが、周囲の土壌がB層の土壌のため雑菌の侵入が少なく、マツタケやロージ等の接種される菌根菌の感染の効率を高める。
請求項(抜粋):
菌根菌を、寄主植物の根に感染させる際に、寄主の水平根の周囲の養分の多いAo層とA層の土壌を取り除き、この空間を養分の少ないB層の土壌で地面まで埋め戻し、この地面の上に、透水性の遮光物を置き、この遮光物と水平根上の地面との間に、水分は透過するが、寄主植物の細根は貫通できない程度の微細孔を有する膜を置き、この膜の下側に寄主植物の細根を密集して発生させ、この細根に、菌根菌の種菌の接種、菌根菌の胞子播種、菌根菌のシロ移植、または、菌根菌の感染苗を移植をする等常法により、菌根菌を感染させることを特徴とする菌根菌の菌根形成方法。
IPC (2件):
A01G 1/04 ,  A01G 1/04 101
FI (2件):
A01G 1/04 Z ,  A01G 1/04 101
Fターム (8件):
2B011AA06 ,  2B011BA13 ,  2B011CA15 ,  2B011GA03 ,  2B011GA07 ,  2B011GA10 ,  2B011KA04 ,  2B011MA12
引用特許:
審査官引用 (8件)
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